ポイズン澤田が引退決意〜DDTの方向性を位置づけた重要なキーパーソン
(09/19 DDT)
DDTのポイズン澤田(ポイズンJULIE澤田)選手が引退を発表。理由は、首のケガによるドクターストップ。
11月25日の後楽園ホール大会で引退試合を行う。
DDTならではのファンタジー路線を開拓するにあたり、最も貢献したのがポイズン澤田かもしれない。
▼ファンタジー継承者は聖闘士凛音?▼
■【会見】ポイズン澤田が11・25後楽園で引退 [ DDTプロレスリング公式サイト | DDT | リポート ]
澤田「私、ポイズン澤田は今年をもって現役を引退します。首の症状、頸部椎間板症による神経根の損傷が悪化しまして、もう試合ができないとドクターストップがかかってしまいました。蝶野(正洋)戦の後から首がだんだんとおかしくなり始めて、遠征とか控えていたんですが、やはり治らず、引退を決意しました」
高木「4年前の両国大会以降、(澤田が)首の不調を訴えておりまして、昨年から限定出場と言う形で出場していただいてたんですけども、状況的に回復の見込みがないということで、ひじょうに残念ですが、本人の意思を会社としても受け入れることにしました。本当にDDTの創成期から支えていただいた選手ですし、DDTの方向性を位置づける重要なキーパーソンだったと思っております。ポイズン澤田JULIEという選手がいなければ、DDTのひとつの路線であるファンタジー路線が確立されなかったのではないかと思っております。そういった意味では一つの時代を支えた選手だったと思いますし、プロレス界にも大きな影響を与えた選手だと思っております。我々としては、首の状況をみながらフルに試合を続けるのは無理だと思いますので、11月の後楽園大会を最後に限定出場という形で受けていただくことになりました。最後まで会社としては送り出してあげたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします」
MIKAMI「ひじょうに残念なことではありますが、ポイズン澤田JULIEとしてDDT初期のころから完全にDDTの主役、顔であったと言っていいと思うんですね。ずっと引っ張ってきてくれましたし、自分としてはつねにDDTのリング上では蛇界転生と向き合って闘ってきたライバルでもありますし、バックステージに入ったら、よき理解者でありましたし、先輩でもあり、同志であり、仲間であり、つねに一緒にいましたね。ただただ残念でありますが本人が決めたことでありますから、最高の形でDDTとしてポイズン澤田JULIE、いろいろ形はあっても、ボクの中でポイズン澤田はポイズン澤田JULIEでありましたから、いろいろな思い出があります。タイトルマッチもやりましたし、両国でも一騎打ちがありました。本人が喜ぶ形で最後送り出すようにしたいと思います」
@日常生活でも痛み止めが欠かせない。思うような受け身が撮れなくなってきた・
@澤田「(ベストマッチは?)たくさんあるんですよ。第1回ジオポリス大会(2000年12月14日)のKO−D4WAYマッチです。高木三四郎vsポイズン澤田JULIEvsスーパー宇宙パワーVS橋本友彦のKO−D選手権試合です。同率1位が、ここにいるMIKAMI選手との後楽園でのKO−D選手権(2004年11月2日)です。絶対にあげろと言ったらこの二つです」。
@高木「マッスルもなかっただろうし、そういうDDTの重要な柱の一つであるファンタジー路線は絶対になかったと思うので、一緒に作り上げていったというのが自分の中ではありますんで、そこは最後まで貫いていただきたいなと。最後どういう形かわからないですが、本人の口から蛇界という言葉もあったので、それは尊重したいと思ってます。次の後楽園(9・30)は、蛇光教団、DDTの歴史を語るうえで欠かせない軍団が出ますので、そこから出てきた人間も多くいますし、あと3試合注目して見ていただければと思います」。
@澤田「(ファンタジーの要素をこれからも後輩たちに受け継いでもらいたい?)そういう気持ちもありますが、時と場合によってですね。いまはファンタジーが必要じゃなかったら、しなくていいと思うんですよ。でも必ずそういう選手が出てきますよ。いまでいうと聖闘士凛音ですね。完璧ファンタジーじゃないですか。彼がファンタジー系のそういうレスラーになってもらって、継いでっていうのはオーバーかもしれませんが、継いでいってもらいたい。そういう選手はDDTに必要な要素ですね」。
<今後の出場予定試合>
■9.30 DDT / 東京・後楽園ホール(12:00)
▼PSJ引退ロード第1戦
高木三四郎&MIKAMI vs ポイズン澤田JULIE&蛇イアント<蛇光教団>
■10.28 DDT / 東京・新木場1stRING
▼カード未定
■11.25 DDT / 東京・後楽園ホール
▼引退試合
残念ですがケガ>
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