桜庭和志が一ヶ月半前に語っていた“プロレス”とは〜菅林社長「中途半端なプロレスをやるつもりはない」
(08/14 新日本プロレス)
ては、発売中の「KAMINOGE vol.8」で桜庭本人が大いに語っています。
 実は、このインタビューで桜庭はプロレス参戦を示唆しています。で、インタビュー場所が新日本・道場近く…もう予告してたわけですね。
 ※ちなみに同書のマッスル坂井さんインタビューに「ブラックアイ2」の名前が出てきます。そちらも合わせてチェックをw


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 一部、発言を引用。
 ※インタビューをそのまま抜き出したのではなく、発言だけをピックアップしたものです。

 桜庭 プロレスラーが単発で格闘技のリングに出てくることはあったとしても、そのままずっとこっちに居続けるっていうのは柴田君が最後かもしれないですね。このまま絶滅するのかな?

 桜庭 やっぱりプロレスはプロレスのいいところがあるし、格闘技には格闘技のいいところがあるので、それぞれ分けるんじゃなくて、二つが合わさったらもっといいものが生まれてくるような気がするんですけどねぇ。

 (いまは新日本プロレスがすごく調子いいですね。以前とは違う形の熱気があります)
 桜庭 そうなんですか? だったら、それはおそらく「KUSHIDA効果」ですよ。
 ※補足:KUSHIDA選手はプロレス入りする前、高田道場に通っていた。

桜庭 だけど、個人的にはもっと昔の昭和プロレスというか、ああいうのがホントはよかったですけどね。やっぱり第1試合とかは誰も彼もが大技使うんじゃなくてネチネチネチやって、それで最後は猪木さんが派手にメインを締める的な。ああいう形というか流れとしてやれば。プロレスももっと面白くなるんじゃないでうかね? 大技連発みたいのって逆に軽いってことでしょう? よくわかんないけど。あ〜暑い(笑)。

(桜庭さんと柴田さんはプロレスを経由しての総合格闘技っていう絶滅危惧種で、そういう人たちってやっぱりいまだに「プロレスがなめられたくない」って思いはあるんですか?)
 桜庭 (略)いまはどっちかと言うと「プロレスをナメるなよ」じゃなくて「ナメられるようなプロレスをやっている方が悪い」っていう発想になっちゃいますね、どうしても
 「最近のプロレスは全く見ていない」とも発言していましたが、やはり昭和のプロレスにこだわりがあるようです。
 正直、今の新日本スタイルとは違う。
 プロレスと格闘技が合わさったスタイル…それは菅林社長の言う「中途半端なプロレス」となるのか?

 究極的には「プロレスとは何か?」という疑問に突き当たりそう。改めて考えてみるいいキッカケなのかもしれない。新日本プロレスが更に世へ踏み出していくにあたり「プロレスとは何か、どこが面白いのか」を振り返ってみてもいい。
 この件に関してはプロレス村・内外から様々な意見が出てくると思います。木谷オーナーにすればそれは思惑通りでしょう。果たして団体にとってプラスとなる結果は生まれるか。
 新日本現場vs木谷会長の対立構図は今後どうなるのかも気になります。
 
▼棚橋弘至vs丸藤正道、神戸で決定▼

 そのほか、会見の内容。
9.23神戸で棚橋vs丸藤が決定! 9.7後楽園で飯伏vsKUSHIDA! 次期S、主要カード発表!! [ 新日本プロレスリング ]
 注目カードのみ書き出します。

■9.7 後楽園ホール
▼IWGPJrヘビー級選手権:[王者]飯伏幸太 vs [挑戦者]KUSHIDA
▼内藤哲也&タマ・トンガ vs 丸藤正道&モハメドヨネ

■9.23 兵庫・神戸ワールド記念ホール
▼IWGPヘビー級選手権
 [王者]棚橋弘至 vs [挑戦者]丸藤正道
 G1大阪大会でのアピールが通り丸藤が挑戦。関西で生まれた因縁を関西で決着しようというのは良いと思います。
 飯伏vsKUSHIDAもヒジョーに注目。

『G1』覇者オカダ、偉業達成にもまったく動じず! 1月4日東京ドームのIWGP挑戦について、外道が書面による確約を要求! [ 新日本プロレスリング ]
 G1優勝したオカダ、2013年1月4日東京ドームでのIWGP挑戦を要求。しかし新日本からの正式な発表はナシ。
 外道は文書による「確約」を要求。

次期シリーズにアレックス・シェリー、ドラダ、アベルノが襲来!! ハーリー・スミスも再上陸!! [ 新日本プロレスリング ]
 最近、TNAを退団したアレックス・シェリーが参戦! これは嬉しい。ジュニアでベルト狙えます。
 序盤のチェーンレスリングは一見の価値あり。
 デイビーボーイ・スミスの息子、ハーリースミスも久々の新日本参>
[P.2/3]
<コメント>

プレイヤーもそうですが見る方もプロレスの楽しみ方自体昔と変わってきましたね
私の場合ですが、昔みたいに「どっちが勝つんだ!?」「どっちが強いのか」って視点でプロレスを見れなくなったし
以前は「橋本が勝った!!」「長州が負けた?!」とかゴングや週プロ見て興奮してたなー
例えば、棚橋は凄いエースですが「強い」と思った事や勝敗に一喜一憂した事は有りません

それと、個人的にはG1で星を安売りするのも反対
混戦にして最終日まで興味を引くのは良いのですが、「それまで築いた強さの序列」がぼやけて
相撲で千秋楽の結びの一番が盛り上がるのは全勝対決なんですよね
投稿者:デンスケ
社長の言う「中途半端なプロレス」というのは何を指してのものなのか・・・。
「プロレス」ってロングレンジのモノだと思っていたのですが、現在は「プロレスはこうなんだ!」という固定観念に縛られているように思います。
昔の方がいろんな試合を楽しむ余裕があったですね。
今はコメディ系の試合には寛容ですが、シリアス系の試合には、すぐに「塩!」だのマニアづらしたコメントがニコ生などに出るのが不思議でなりませんね。

今回の杉さんの評論はとても興味深く拝見しました。
ニュースだけではなく、このような意見をドンドンブログにUPしてください。
投稿者:パンサークロウ
>デンスケさん
「勝敗に一喜一憂したことはありません」と言い切られてしまうとちょっと…。
決まっていようと、好きな選手が勝てば嬉しいし負ければ悔しいのは同じだと思います。その後のストーリーにも大きく影響しますし。
まぁ「興行が成功したかどうか」が最大の評価対象になってるところはありますね。

>パンサークロウさん
菅林社長の言う「中途半端なプロレス」は、00年代暗黒期のプロレス・MMA・K−1ごっちゃのものでしょうね。アルティメットロワイヤルとか。
周りがいろいろ言うのは構わないのですが、団体社長なので、自分の団体の今のスタイルを絶対的に指示するのは当たり前だと思います。
それにしても普段に比べ強気でびっくりでした。
投稿者:
杉さん、お疲れ様です
>「好きな選手が勝てば嬉しいし負ければ悔しい」
確かにそうですね
一喜一憂全くしないは過言でした、スミマセンです
しかし、その度合いが全然違うというか、「おいおい負けちゃったよ、この後どうすんだよ?!」的なカタルシスは無いですね
ストーリー展開自体、一話読み切りスタイルで長編が少ないような…
今の新日本は盛り返してますが、私達のようなマニア層が単純な勝ち負けよりも試合展開やブックを読みつつ楽しんでいるきらいも有ると考えます
今は会場でも殆ど小学生位の子供を見ないし
子供たちが学校で「中邑が負けたー!」「俺がカネの雨を降らせる」という話題が出る状態になれば良いのですが

昔と比較しても試合内容自体は遜色無い、いやむしろレベルアップしているんですけどね

あ、いや、論点がどんどんズレますね申し訳ない
投稿者:デンスケ
>デンスケさん
試合内容さえ良ければ結果はどうでもいい、という考え方は正直あるでしょうね。ただ勝敗が全く意味ないわけではないということで。
まぁでも新日本も徐々に変わっているように私は感じてまして、例えば丸藤や鈴木みのる、タイチ&TAKAら本気で嫌われてるヒールを作ろうとする傾向あるんですね。
この辺はちゃんと機能すれば試合に深みを与えるので面白いと思ってます。
桜庭&柴田もヒールではありませんが、同じ形かな、と。
投稿者:
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