棚橋弘至による「オカダ・カズチカvs後藤洋央紀」の見所解説がわかりやすい〜5.3新日本・福岡国際大会
(05/03 新日本プロレス)
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 もうupからだいぶ経ってしまったのですが…ブーツ情報含め(前日に買ってましたw)、なかなか興味深いことを語ってくれています。ぜひチェックを。

 棚橋弘至選手はオカダ・後藤に負けたてホヤホヤ。両者の怖さを一番知っている。
 一部文字起こし。

(オカダvs後藤、棚橋さんはどう見てますか?)
 これはですね、2人とも試合を組み立てていくなかで首攻めを得意としているのがポイントなんです。

(最大の被害者ですもんね)
 両方から首やらてます(笑)。この上半期前半で…そうか、どっちの首攻撃も食らっているんだなぁ、俺。。

(どちらが効くか?)
 リング上かリング外かという違いはあるんですが、牛ゴロキ(噛む)…牛殺しはダメージMAXですよ。
 (オカダは)場外ツームストンってのがあるんですよ。ゴンっと来ますよ。あれは食らう前に対処しなければいけなかったですね。
 レインメーカーにしても昇天・改にしても狙いは首なんで、どっちの試合展開になっていくかってことなんですよね。

(どちらが勝ってほしいか)
 願望で言うと洋央紀 。僕も原因なんですけど、あと一歩でチャンスを逃してきたというイメージが強いんで。頑張ってほしいなって気もちはあります。

 後藤ってのはまだ自分の試合の形ができきれていない感じ。
 僕なんか良い意味でも悪い意味でも、自分の試合があるんで。
 後藤の、こういう試合展開をするんじゃないかっていうイメージできない分…。
 レインメーカーの方が自分の試合展開を持っている。
 ドロップキックで一発流れを変えたりとか、首痛めさせておいてのエルボー落としてからのレインメーカー。
 チャンピオンになっての数ヶ月で、自分の試合ってのを形にできた。
 そのレインメーカーの試合展開を如何に後藤が壊すか。
 それが後藤の試合展開の代名詞になるかもしれない。そうなれば後藤がいっちゃうんじゃないかな。
<略>
 オカダの方が緊張しないですね。固くならないのはコイツ凄いですね。
 で、ニュージャパンカーップの決勝で後藤とロックアップで組み合ったとき、ちょっと身体が固かったですね。うわ、こいつ力入っているなって。
 その分、後藤がリラックスしてのぞめたら、より本来の力が出るんじゃないか。

(この前インタビューしたら「これまでで一番意識的に楽です」と言ってました)
 後藤はコメントでも言っているとおり、オカダと直接対決が少ない、若手のイメージしか残っていないんですね。
 『俺の知っているオカダなら余裕だろ』。
 このあと前哨戦でどう変わるか(分かりませんが)。

 コイツ(オカダ)、ドームからまた体つき一回り変わりましたね。デカくなって無駄な脂肪もとれて、何がいいって大胸筋の形がいい。マジで。真ん中に線が入るんですよ。僕も力入れると入るんですけど、ナチュラルで入るのは遺伝なんで。
 最近、胸トレーニングやるときにオカダの胸をイメージしてやってますよ(笑)。真ん中に線ほしいなぁって。
<略>
(後藤さんが言ってたのは「俺は棚橋や内藤のように優しくない」と)
 その言葉に全て集約されてますね。僕と内藤は打撃が少ないんで、どちらかと言うと組みついて崩していく形なので。
 後藤は張り手にしてもキックにしてもラリアットにしてもガンガンガンガン来るんで。頭突きもあるんで。
 そういう選手と僕らがやると、永田選手も然りなんですが、打撃の多い選手とやると、どうしても試合中のイメージは押されるんです。これはもう視覚的な印象の問題なので。
 打撃を如何にさばいて自分の空気に持って行くか。
 後藤みたいなタイプとやるレインメーカー、みんな楽しみにしていいんじゃないんですか。これをどうさばくか。
 メッキ剥がれるか。金メッキ剥がれるか(笑)。

(後藤選手のミドルキックは「痛そうだなぁ」と思って見てます)
 もう、腰からストーンって落ちますよ。重たいです。

 かなり分かりやすい。解説者としても逸材です。
 首攻め合戦は注目点としてよく言われますが、棚橋選手の話を聞くと、後藤の打撃にオカダがどう対処するのかが一番カギに思えてくる。
 逆に言うと、打撃があるからこそ後藤は対オカダに自信を持っている。棚橋や内藤にない武器がオカダには有効と確信している、と。打撃に限らずハードヒットな技が多いですかね。

 また、決まった試合パターンを持たない後藤を相手にすることで、これまでと全く違ったオカダのファイトが期待できる。
 イレギュラーな技や強烈な打撃を食らうと、その選手の素の表情が見えやすくなったりするものです。
 「オカダ・カズチカは何者なのか」のヒントが垣間見>
[P.2/3]
<コメント>
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