新日本プロレス、ユークスからブシロードへ譲渡〜今後は地上波TV戦略に力入れる?
(02/01 新日本プロレス)
 大変な騒ぎとなっております。
 日本で最も大きなプロレス団体・新日本プロレスの親会社が変わる。
 ブシロード!



 昨年5月、主催した「ブシロード・レスリング」後楽園ホール大会で挨拶する木谷社長。


▼基本的には、いい話▼

 ドンゾコ・ズンドコ状態だった新日本プロレスがユークスの子会社となったのは2005年11月。経営を見直し、リストラも行い、新しいファンを徐々に会場へ集め、復活の上昇カーブを描き始めています。
 そして2012年1月、ユークスからブシロードに親会社が変わる。

 1月31日、東京スポーツが一面でスクープ。
 夕方に明治記念館で会見。

<譲渡発表会見>
新日本プロレスリングの親会社が株式会社ユークスから株式会社ブシロードへ、記者会見内容 [ 新日本プロレスリング ]
 ↑ユークス・谷口社長、ブシロード・木谷社長、坂口征二・新日本プロレス相談役の挨拶
「世界一のレスリングカンパニーを目指す」(木谷社長)/新日本プロレスの新体制発表会見 [ 新日本プロレスリング ]
 ↑質疑応答、棚橋、中邑、永田、ライガー、真壁のコメント。

■株式会社ブシロード・木谷高明社長
「本日は、新体制の移行ということで、わざわざお集まり頂きまして、誠にありがとうございます。本日ですね、ユークス様から、私どもブシロードが株式を譲り受けることになりまして。明日からは新日本プロレスの一員として、一緒にがんばっていきたいな、と考えております。思えばですね、私自身、小さい頃から非常にプロレスファンでして。中学生、高校生の頃は、本当に自分自身の楽しみといったら、プロレスのテレビと雑誌を見るしかないんじゃないかと思う時期もありました。そういう私が今回、あまり言い方はよくないですが、オーナー企業となって、新日本プロレスを盛り上げさせて頂くことができるというのは、本当に人生ってわからないな。おもしろいなと私自身、思っております。

 ブシロードは創業していま4年半、まもなく5年目でございます。これまでカード業界にもお客さんにも『世界一のカードゲーム会社を目指す』と言って、それを旗印にがんばってきました。当社のお客様向けにはヴァンガってきました(ブシロードのカードゲーム『カードファイト! ヴァンガード』にかけて)と言うんですけども(笑)。カードゲームの業界とお客さんにはちょっと申し訳ないんですが。もう一つ、世界一を目指していきたいな、と。プロレスリングカンパニーとして世界一を目指させて頂きたいと思います。
 
 くわしいことはまた随時発表していくと思いますし、2月29日に新日本プロレスの戦略発表会を予定しております。そのへんのご案内等もあらためてさせていただきます。今日の質疑応答でも応えさせてもらいますが、今後ともよろしくお願いします。そして、今日まで本当に一番苦しいところを支えて頂いた谷口社長、本当にお疲れ様でした。また、苦しい中をずっとやって来られたレスラーの皆さん、お疲れ様でした。あと、それを囲む、新日本プロレスの関係者、社員の方々もよくがんばってこられたな、と。明日からは、私も一員となって、プロレスリングカンパニー世界一を目指してがんばっていきたいなと思ってますので。何卒、ご支援ご指導のほどよろしくお願いします」

■なぜ、プロレスの会社を買収しようと思われたんですか?
木谷社長「会社とのシナジーを考えると、先ほどご説明したように、歴史があって、熱心なファンを大勢抱えられていて、コンテンツとしても魅力がある、というのが理由です。個人的な理由に関しては、少年時代からずっと夢を与えて頂いたので。それに対するご恩返しをしたいなと思ったからです。それと、新日本プロレスの試合、非常に中身が濃くておもしろい。いま、これをより大勢の人に知ってもらえれば、独り立ちできるのかなと思いまして」

■東スポ記事に注文
 さらに木谷社長は、“新日プロ身売り”と大きく書かれた新聞『東京スポーツ(通称、東スポ)』を取り出し、見出しを批判。「こういうマイナスイメージが業界を悪くしているんです。内容を読むと好意的なことはわかりますが、見出しだけがTwitterなどで広まってしまう。前向きに、明るい業界にしていきたいので、よろしくお願いします」と述べたうえで、「私も東スポさんはいつも読んでいるので、お願いしますよ。明日も楽しみにしています」と冗談交じりに話していた。

■譲渡決定までの経緯
 ユークスはオンライン市場の拡大などによる競争が激しくなっている中、経営資源の集中および財務体質の強化を図る為、事業構造の見直しを図ることに。そこでブシロードグループパブリッシングが、新日本プロレスの発行済株式を全て引き受けたいとの申出>
前[P.1/3]
<コメント>

これで新日本プロレスからは、ゴツゴツとした戦いが完全に消えるわけですね。
エンタメプロレス好きにはいいかも知れませんね。私は全く魅力を感じません。

痛みが伝わるゴツゴツした激しい戦い、それがプロレスです。
新日本は会社の存続のために戦いを捨てたのです。
投稿者:猪木に捨てられた新日本
>猪木に捨てられた新日本さん
>これで新日本プロレスからは、ゴツゴツとした戦いが完全に消えるわけですね

木谷氏の発言からすると、それはないようですね。試合数は減らすかもしれませんが。
個人的には「痛みが伝わるゴツゴツした激しい闘い」=「プロレス」という考えは少し違います。
究極としては睨み合いだけで観客が満足できてしまうようなものがベストです。1試合の内容だけでは絶対に味わえない興奮…ちょっと説明しにくいのですが。
投稿者:
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