プロレスの入り口として正しい役目を果たしていることを再確認〜新日本&CMLL連日超満員
(01/25 新日本プロレス)
これで「1月恒例」となるか? 新日本プロレスとCMLLのコラボ興行「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2012」は二日間共に超満員。大盛況となった。
特に二日目は外国人同士のシングルマッチがメインながら集客・盛り上がりに問題は全くなし。
「新日本ファン」ではなく「プロレスファン」として観客を育てることに成功しているよう感じた。
▼個人的ベストバウトはドラダvsKUSHIDA▼
自分は二日目を開催。初日はサムライTVで観戦。
両大会共に大変見所・語りどころ多く大満足な内容でした。
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昨年は二日目に「アポロ55vsゴールデン・ラヴァーズ」の2010年ベストバウト・カードをメインに据えた。まぁルチャだけでは集客に不安があったということでしょう。
しかし今年はメキシカンの人数も増やし、「ラ・ソンブラvsボラドールJr」の直輸入ルチャで勝負してくれた。
日本常連のソンブラとはいえ、爆発的に人気があるとは言えず、不安がないと言ったら嘘になるカード。
しかしフタを開ければ両日とも超満員! 「ルチャが見たい」という期待感が充満しておりました。
最近の新日本プロレスは、昭和系から客層の入れ替えに成功しました。
新しいファンを徐々に会場へ呼んでいる印象。
実際、会場の雰囲気も独特だし、ネットの意見を読んでも新日本から見始めた方が多いよう。
ただ、プロレス好きになったと言っても、団体の見せ方によっては、ミーハー的だったり、他のプロレス団体・スタイルを「悪」と見たり、ちょっと偏ったファンを作ってしまう場合もあります。
しばらく見てからそうなる分には構わないし、ミーハーも否定はしませんが、「プロレスの入り口」として考えれば、混乱しない程度に広い視野を持つ方がいいはずです。
ルチャで満員になるということは凄く嬉しいこと。
新日本プロレスが育てたファンは、「新日本ファン」ではなく「プロレスファン」だったんだと気づかされます。
もちろん新日本のレスラーも沢山出ていたし、「新日本の興行だから」という理由で来てる人はいるでしょう。
でも通常の新日本・後楽園大会が全て超満員になわけでもないし、ルチャへの期待感は相当にあったはず。
当たり前のようでいて大きい出来事。昭和の新日本だったら考えられません(笑)。
プロレスに対して前向きで、新たな楽しみ方を開拓してやろうという姿勢をファンが持っていれば、団体側も新しいことにどんどんチャレンジしやすくなる。他団体を見るきっかけにもなるはずです。
「団体」だけでなく「プロレス」全体にいい影響を与えそうなのが素晴らしい。
今後も期待。
観戦した試合の方では、マスカラ・ドラダvsKUSHIDAが素晴らしかった。単に飛ぶだけなく、勝敗を競ってる感じが強くて凄い好きなタイプの展開でした。
メインのラ・ソンブラvsボラドールJrも凄まじい展開。ただ、ちょっと終盤は大技がオンパレート過ぎた感じが。まぁ、この試合で全てを出し切ろうとするあまりだから、仕方ないんだろうけど。
「見たことない技の連続」という感想をよく見ますが…そうでもないような(笑)。しかし一つの一つの技のキレ最高でした。
試合どうの抜きにしても、ルチャドールはマスクやコスチュームだけであざやかで楽しめてしまうのがいいですね。


来年はメキシカンだけの6人タッグが見たい。ルチャは6人タッグが一番面白いと思うよ〜。
中邑真輔、序盤はマスク姿でファイト。最近の中邑の試合は本当に面白い。そこにいるだけで目を離せなくなる。
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