MMAを終着駅としないUの可能性はあるか?〜11.16 金原弘光20周年興行「U-SPIRITS」まとめ
(11/22 U-STYLE・UWF)
すね。今日は平日なのにこんなに集まってくれてうれしいですね。今回も組みたかったカードはいっぱいあるんで、このU−SPIRITSも続くといいですね。まだ見たいカード、出てもらいたい選手もいっぱいいます。ファンの人が望むカードを提供したいですね、できれば」。
入場式に始まり、ルール説明、懐かしい入場曲、エスケープ、ロストポイント…いちいち目の前で起こることが懐かしく、それだけでウルウル来てしまう。
Uの復活興行というのも、やっているようでやっていなかったんだな、と。




自分が一番印象に残ったのは高山善廣。このところプロレスでも動きがやや悪い場合があり、この日も慣れぬスタイルに序盤は高橋のタックルでいいように転ばされていた。
そこに客席から「高山、息が切れてるぞ!」とヤジ。高山は構えを一度解く。ヤジに対して直接のリアクションはなかったが、明らかに気にしていた。
そこから人が変わったように高山が暴れ出す。スープレックスを連発し、最後は急角度のジャーマン。
「舐められたままで終われない」という意地とプライドが見えました。
また、これは佐藤光留選手がTwitterでの発言にあったものだが「U特有の『政治力』の香りもちゃんとしてるのが本気を感じさせるぜ。」というのも全くその通り。前田日明は来なかったし、予告されていた安生洋二も来なかった。ヴォルク・ハンは「横やり」によって来日キャンセル…。ああ、怖い。
あと、キャンドルジュンさんが来場されましたが、芸能人・有名人との繋がりもUWFっぽいなぁ、とも思ったりします。ホントは広末に来てほしかったたけどw
昔と少し違っていたところと言えば、ギスギス感が薄かったように思う。かつてのUは剥き出しの感情をぶつけ合う闘いが幾つかあった。試合の中に互いの心情が見えてくるような。
今は皆が立派な大人。試合に対する気持ちは真剣でも、一夜の祭りでもあるし戦い終わればノーサイド。これは仕方ないことでしょう。
そんな中でも中野巽耀の試合後コメントには尖ってる感じが残っていて嬉しくなってしまう。
▼プロレスとしてのU▼
金原選手は「U-SPIRITS」の継続を示唆しています。
どの程度の大会となるのか。「レジェンド・ザ・プロレス」のUWF版なのか、また別の形なのか。
あと1〜2回で終わるなら構わないのですが、U-SPIRITSが継続するとの前提で…。
個人的には「MMAを終着駅としないUの可能性」というのも考えてみたい。
本来、UWFの進化したものがパンクラスでありKOKであり、PRIDEであります。既にMMAというスポーツが世界中で大ブームとなっている現状で、その「過程」と見られるUWFを復活させる意味。
可能性としてあるのは「プロレスに戻る」ということ。
格闘技で実際に使える技術・攻防を軸に試合を作るプロレス。
今のプロレス界は多団体時代、それぞれが独自のカラーで勝負している。ならばUWF的な技術・ルールで試合を行う団体があってもいいでしょう。
だったらバトラーツを見てればよかったじゃないか、フーテン・プロも、佐藤光留のハードヒットもあるじゃないか、との声も出そうだが、やっぱり「UWF」の名前は偉大です。
こういうスタイルを浸透させていくには、ファンへ教育していくことが必要。それをするために、まず耳を向かせる「きっかけ」にUWFの3文字は強力な武器になる。
また、このスタイルで飽きさせず、興奮させる試合を続けていくには、レスラーの高い技術も必要になります。人を集めるのにも「UWF」の名前の力は大きい。
なんとなくでも「形」が>
前[P.2/3]次
<コメント>
コメントなし
Prev:愛川ゆず季&武田梨奈が武藤敬司とのタッグで全日本プロレス“参戦”〜テビ東「ここが噂のエルパラシオ」コラボ
Next:ヒョードルの試合後、プーチン首相にブーイング飛んだことがロシアで話題に〜「いまだかつてなかったこと」 / NC
HOME