内藤哲也、ベルト奪取ならずも名勝負を残す、棚橋は年間MVP向けまっしぐら〜10.10新日本・両国
(10/12 プロレス・ニュースクリップ)
今年にかけてシングル、負け続けたんだよね、G1以外。全部シングル負けたからね。それでもそれでも、こんなに期待を裏切り続ける俺でも、こうやって俺に拍手を、『内藤!』と応援してくれるファンがいてね、俺はつくづく幸せ者だなぁと思いますよ」
内藤「棚橋は素晴らしいレスラーですよ。ベルトを持って、確実にプロレス界、トップを独走してますよ。でも俺はデビューする前から棚橋に憧れて、デビューしてから棚橋を引きずり降ろしたいとこの5年間ずっとそう思ってきたんでね。ある意味、高い壁で逆にありがてぇなと。こんな簡単に獲れる相手を目標として5年間やってきたかと思うとアホくさいんでね。やっぱ凄かったっすね。最後握手しちゃったけど、でも俺の気持ちは変わんないですよ? 棚橋を引きずり降ろすのは、俺の役目。そしてあのベルトを持って新日本プロレス、プロレス界を引っ張っていくことが俺の使命。またこのビックマッチ、メインイベントの舞台に俺は戻ってきますよ、すぐにね。29才のうちに、すぐに戻ってきますよ。棚橋、今度待ってろよ。オマエを引きずり降ろすのは俺の役目だ」
<棚橋:試合後コメント>
棚橋「ふざけんな!! 命を削って、その闘いの先に!! IWGPがあるから!! このベルトがあるから!! 俺も!! 内藤も!! 闘いの先に!! ベルトがあってこそ、プロレスだろ!! 闘いだろ!! 矢野!! いいか!! おまえも、おまえもプロレスラーだろう!! 新日本プロレスのプロレスラーがどんな思いをして、闘って、あのベルトを目指して!! 俺は絶対に、許さん!! あのベルトがあるから、身体が張れるし!! 命を掛けられる!! 俺は、プロレスに、すべてを掛けたいんだ!! 矢野!! いいか! そのベルト、取り返すからな!! 絶対に許さんからな!!」
<矢野:コメント>
矢野「オイ!たった今、この日この時間から、このベルトはな、俺様の管理の下に置かれるんだ。わかるか?この意味が!オイ!会社にも言っとけ!返して欲しかったらな、俺に挑戦してもいいんだぞ?! タイトルマッチ組んでみろバカヤロー!バカタレが!!」
内藤でも止められず。棚橋弘至が8度目の防衛に成功。
予想通りといえばその通りの結果だが、内容は相当にハイレベル。
単にカウント2.9の攻防に沸いているだけではなく、棚橋の脚攻め、内藤のスリングブレイド封じ。勝利に向かっての理にかなった攻防が中心。
そのうえで想像を超える。戦前から予告していた内藤のスリングブレイド封じ、まさかG1でフォール勝ちした技(ポルボ・デ・エストレージャ)で切り返すとは思わなかった。これまでの試合の記憶を呼び起こし興奮に繋げる。技の説得力だけでなく、こういう観客の頭を刺激する技の出し方は好きだなぁ。
カウント2.9を奪ったジャパニーズ・レッグロック・クラッチ・ホールドは、大会前Youtubeにupされた入門テストでのブリッジを思い出した。
まぁ、間違いなく内藤にとってここまででのベストバウトでしょう。次に棚橋と対戦するときが今から楽しみです。
それにしても棚橋は盤石。このまま王者としてイッテンヨンを迎えそうな雰囲気。
この1年、新技はほとんど出していない(ラアリアットぐらい?)。既存の技をタイミングや出す場面を変えて使い、好試合続けているのだから凄い。
飽きさせることもなく、試合に興奮もあって、トラディショナルな臭いも感じさせつつ、エアギターでチャライって(笑)。ここまで素晴らしい選手になるとは。
もうMVPは決まりのようにも思うが…。
▼なぜ満員にならなかったのか?▼
最近の新日本の勢いにしたら信じられないほど、この日の客席は寂しいものでした。発表は6500人。
なぜ入らなかったのか? まず「カードが弱い」と言われそうですが、最近のファンは対戦カードでそれほど動かないように思う。特に1万人クラスの大会では。
今は選手の知名度が高くないので(悔しい話ですが)、いいカードを組んでもプロレスファンまでしか届かないんです。
キャリアの浅い内藤が「イイ試合をするかどうか、あまり信用されていなかった」というのはあるかもしれない。ノアと全日本が同日に興行をしていたのも少し影響あるかもしれない。
それ以上に「大会としてのブランド力が中途半端だった」というのがありそう。
イッテンヨンで定着している東京ドーム、歴史あるG1クライマックス。
この2つに比べると浮動層にチケットを買わせるだけの押しが足りなかった。
ビッグマッチは常にお祭りみたいな雰囲気を作る必要あるのかも…。簡単な話ではありません…。
本当は、対戦カードや「仕掛け」によってチケット動く方がいいんですがねぇ…。
▼永田より先に矢野通が挑戦▼
一夜明け会見で早くもタイトルマッチ決定。
■11.12大阪、棚橋vs.矢野のIWGP戦が決定=新日本プロレ>
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