不満爆発のブログupから数日…、WWEにダークサイド・ヨシタツ登場
(09/11 WWE)
 WWEで唯一の日本人選手であるヨシ・タツが大きな勝負に出た。
 春に行われたドラフトでRAWからスマックダウンに移籍も、もっぱら主戦場は「NXT」。タイソン・キッドとヨシタツ・フィギュアを巡る抗争で好試合は続けているものの、トップ戦線狙えるチャンスはまったく見えてこない。
 苦しんでいたヨシ・タツが、突如、ブログに不満をぶちまけた。
 ※この記事はネタバレを含みます。知りたくない方は読まないでください。


 2週前のNXT。ライバルであるタイソン・キッドの試合中、ビジョンに日本語で「誇り」の文字が。

▼この会社は金が大好きです。大金を生み出す人間になればいい。▼

 9月6日、ヨシ・タツが自身の日本語ブログに6つの記事をup。
 内容はかなり過激。
 以下の引用は一部。6つに別れている記事ですが、文章自体はそれほど長くないのでリンク先で全文確認ください。

『Bombtrack』1 [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ〜Sanctuary〜 ]

 しかし、SMACKDOWNに移って早5ヶ月、やはりいっしょでした。
ご存知のように、僕の生きている世界はみなさんから見えるリング上の技術
(レスリング、マイクアピール)がよければ上に行けるというほど甘い世界ではありません。
 『レスリング界は社会の縮図』
 見えない“階級”が存在する世界。

『Bombtrack』2 [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ〜Sanctuary〜 ]

 要するに、外国人選手は始めからTVで使うために取っているので、
実はよほどのことがない限り一軍に上がれるのです。
 しかもなかなかクビにはなりません。
 では僕が一軍に上がる前もその後も
 「クビになる!クビになる!」
 とブログで騒いでいたのは真っ赤な嘘か!?
 違います。
 あれは100%本当です。

 まず間違いなく一軍に上がれて、なかなかクビにならない外国人選手というは、
 あくまでも会社の計画通りに獲得され、背後に“誰かがいる”外国人選手なのです。
 要するに僕は望まれてこの会社に入ってきた人間ではない。
 言ったら飛び込みのセールスマンがたまたま契約を取った感じに近い。

『Bombtrack』3 [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ〜Sanctuary〜 ]

 WWEのトライアウトを受けるなら、
 それに当たって絶対に誰かに間に入ってもらい、
 WWEの偉い人と繋いでもらわないとダメです。
 僕は例えこれから10年この会社にいてもひとりだけど、
 最初に“誰か”にバックになってもらえば、
 あなたは契約した時点からひとりではありません。
 ヨシ・タツは、お世話になったタイガー服部さんの助けを借りず、一人でWWEと契約した。
『Bombtrack』4 [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ〜Sanctuary〜 ]

 言ってしまえば、僕らがやっているのは、悲しいかなプレーヤーたちの代理戦争なのです。
 簡単に言えば、
 僕の場合は、僕を動かすプレーヤーがいないのに、
 僕という駒がひとりで勝手に
 「戦争だー!」
 と騒いでいる状況なのです。
 僕がWWE内でどれだけ滑稽な存在かわかっていただけましたか?

 エージェントたちが絶賛する試合を何試合したところで
 ハナから僕のステップアップなどあるはずがないのです。

『Bombtrack』5 [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ〜Sanctuary〜 ]

 ビンス・マクマホンJr.がアメリカ中のレスリング団体を買い叩いて制圧してからは、
 アメリカからテリトリー制はなくなったと言われていますが、
 何を隠そう、それがWWE内に、形を変えて、残り続けているのです。
 オクラホマ大学出身のジム・ロスと、
 その大学の後輩、ジャック・スワガーの蜜月関係が周知の通りということからも、
 それは推して知るべしです。

『Bombtrack』6 [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ〜Sanctuary〜 ]

 既得権益に対し新規参入することがいかにむずかしいかは、
 セカンドジェネレーションやサードジェネレーションが蔓延っていることからもわかるはずです。
 レスリングは世界中どこへ行ってもファミリービジネスです。
 そこに新規で外国人が飛び込む。しかも、言葉が堪能でないなら尚更困難なのは必至です。

 しかし、唯一、僕が上に行ける方法があります。
 それは、僕が金になればいいのです。
 この会社は金が大好きです。
 大金を生み出す人間になればいい。
 NXTだろうが、ハウスショーだろうが、
 そこで、カリスマ的人気を博せば、会社は動かざるを得ない。

 政治や社会と同じです。
 民意です。民意>
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