全ての感情を繋げハッピーへ〜8.22 アイスリボン・後楽園ホール大会まとめ
(08/24 女子プロレス)
言ったらいいのかよくわからないんですけど。正直、後楽園に来てるんだっていう実感もなくて、頭が本当に真っ白です。でも、いまこの腰に巻いてあるベルトで実感がどんどんこみ上げてきました。本当にうれしいです。ありがとうございました。(今後は団体を引っ張っていくことになると思うが?)藤本つかさが王者だったときはアイスリボンが丸く収まってたんですよ。自分はそれじゃダメだと思って。自分が先頭に立って、丸く収まるんじゃなくて、あっちへこっちへ、いろんなところに発信していかないといけないなと。自分が先頭に立ってっていうのがすごく重要で。自分が引っ張りたいと思います。(ほかの団体などいろんなところに闘いにいく?)プロレス界だけじゃなくて、世界に羽ばたけという感じです」


 自分はアイスリボン初観戦だったこともあり、入り込めず客観的に見てしまうのではないかと思っておりましたが…やはり彼女らにとって一生記憶されるであろう瞬間の濃い空気を共有してしまうと心が揺さぶられちゃいますね。
 アイスリボンは「プロレスでハッピー」という言葉で大会を締めている。この日の興行を見れば、真琴選手は辞めてしまうし完全なハッピーとは言い難い雰囲気。だけど、選手がとにかく前向きなのが印象深くて。
 新日本プロレスの中邑真輔がG1優勝のコメントで言ったこと。
 「好きなことをやるってのは、楽しいことばかりじゃない。楽しさ、うれしさ、苦しさ、もどかしさ、すべて含めて、オレはプロレスで生きたいと思う」。
 全ての感情を巻き込みながらハッピーを目指し前進していく。ファンはそれを追い続けていくのです…。
 メインの飛香vs藤本は正直イマイチな内容でしたが、そこから何かが始まる予感があれば別に○とか×とか関係ない。この先、いくらでも成長できそうに思える点はアイスリボンの強みです。
 単に「面白かった」というだけでなく、いろんな感情が強く刺激されるプロレスだと思いました。

 一つだけドッと引いてしまったのは…「つくし選手のお母さんは38歳」。

▼大会感想集▼

 こちら、どちらもひじょうに興味深い内容となっています。ぜひリンク先でご確認を。
第153回 つないだ手を離しても。 [ 三田佐代子の猫耳アワー ]

 自分が14歳や16歳だった頃に彼女たちのような責任感や使命感を持って日々何かと戦っていたわけでは全然なく、かといって大人になって今も彼女たちに誇れる何かがあるのかと言われたら言葉に詰まる。その現実を常に、アイスリボンは心地よく突きつけてくれます。

不要な謎なきアイスリボンのストレートな物語はハッピーへとつながる [ 鈴木健.txt OFFICIAL WEBSITE Ken@suzuki.txt | ブログ ]

 以前から唱えているように、私はアイスリボンが女子プロレス団体には見えない。リングに上がっているのは女性であっても、受け取り方はいわゆる男プロと同じ感覚でいる。それがいったい、何によるものなのだろうと考えたのだが、この日のさくらえみvs真琴、TAJIRIvsりほをはじめとする全試合を見ていてなんとなく根源にあるものをつかめた気がした。アイスリボンは、不要な謎が残らないのだ。


 スマッシュに移籍した真琴選手はTwitterを開始しました。
真琴 (makoto926)
 実は、さくらえみさんは真琴選出にTwitterをやらせないようにしていたとか。
Twitter / @sakuraemi …8月9日の投稿

真琴にはおはようニュースを長く担当してもらっていました。それでも、最後まで個人のブログやツイッターなどはやらせていません。それは、彼女の性格上、書きすぎてしまう事が多く誤解を招く可能性が高いと思ったからです。今後は自由にやりたいことをやれるようになるのかな。
 今のところ3日で65ツイート。
 ※さくらえみさんが気にしていた「書きすぎてしまう」という意味は、投稿数ではないそうです。中身のことのようです。



 松本都vsハル・ミヤコの抗争勃発!これは見たい!


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