みちのくプロレス・八戸大会で試合中に地震発生〜選手・観客の心理状況など考え無効試合裁定
(05/07 インディー)
　3．11から約2ヶ月、関東では余震も減ってきましたが、まだまだ東北・北関東では多い。
　東北でのサーキットを再開したみちのくプロレス、2日前の青森大会で試合中に震度3の地震が発生。




▼地震が理由の無効試合は世界初か？▼

■ みちのくプロレスオフィシャルサイト
〜がんばろう！東北！東日本大震災復興チャリティー大会〜
【２０１１年５月４日（水・祝）１４：００試合開始　青森・八戸市八食センター厨ホール 観衆２５６人満員】

２、20分一本勝負
精霊(8:38無効試合)日向寺塁
※地震発生の為。緊急でお客様の安全確認で試合を止めたため

　第2試合の途中で地震が発生した。会場は満員。

　この時の様子は、リングアナをしていたパンチ田原さんブログに詳しく書かれています。
■ 地震ストップ ［ 親方パンチの現場日誌 ］
　今日の現場はみちのくプロレス・八戸大会(リングアナ・移動車ドライバー)／ＫＲＵＮＣＨ・仙台大会(リングレンタル)
　第２試合の精霊ｖｓ日向寺の開始から8分が経った頃、強い揺れがありました。
　やむなくそこで試合は中断、そのまま無効試合にしました。
　予定を変更して休憩を前倒し。
　英断だったかも知れないし、結果的にはその後の余震はなかったので、過敏だったと言われても仕方ない。
　ただ八戸のお客さんが落ち着いて行動してくれて、かつ休憩後更に盛り上がってくれたので本当に良かった。
　あの瞬間、決断するのは難しかった。激しい揺れの後、一旦両選手がリング下に出たところで試合は切れている。再開しても選手の気持ちも切れていると思いました。
　何より、お客さんもあのまま再開してもビクビクしながらでは楽しめないと思いました。
　だからあそこで休憩を挟んでリセットするしかないと判断させてもらいました。
　試合結果は「地震発生による無効試合」もしかすると史上初かも知れないですね。
　試合が尻切れに終わった日向寺ですが、メインに乱入してきて、強引に8人タッグに変更して試合に参加。さすがでした。
　ハプニングはあったものの熱い闘いと、会場の盛り上がりぶりにセミぐらいから久しぶりにウルウルきてました。こういうのがあるから地方大会が大好きなんです。

　地震が理由の無効試合は初かもしれない。

　14時大会開始の第2試合なので、おそらくこちらの地震かと。
■ 地震情報 - 2011年5月4日 14時41分 - 日本気象協会 tenki.jp
　八戸は震度３。震源地がほぼ真下。これは数字以上に揺れたでしょう。

　ただ試合中止の判断は本当に難しいと思います。
　今回は第2試合でしたが、もっと大きな大会のメインイベントで同じことが起こった場合どうするか。もちろん震度５以上なら中止となるでしょうが、震度３〜４の時の判断は悩むはず。
　なお、後楽園ホールは震度５以上の地震で興行中止と決まっているそうです。

■参考記事： 大会中に緊急地震速報、そのとき団体の対応は…〜3月20日東日本大震災関係情報 ［ プロレス専門BLOG：ブラックアイ２ ］
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