小島聡G1優勝はニュージャパン・マジック〜IWGP戦・真壁刀義vs田中将斗決定
(08/17 新日本プロレス)
予想した人は僅かだったでしょう。左腕手術から復活したばかりの小島聡が外様・初優勝。
▼優勝戦終盤、観客のコールは「小島」が上回った▼
■ 20周年の「G1」を制したのはフリーの小島聡!! 史上初の快挙を達成し、IWGP王者・真壁への挑戦を表明!! [ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト ]
■ 小島が奇跡起こした! 20年目のG1で悲願初V / 8.22ノア有明で潮崎vs.中邑の決着戦 [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
■ 新日本プロレス「G1 CLIMAX XX 〜20th Anniversary〜」
8月15日 両国国技館 (1万1000人・超満員)
▼メインイベント G1 CLIMAX 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
○小島聡(21分25秒 ラリアット→片)●棚橋弘至
<小島:試合後マイク>
「(フリーとしての初優勝について)オレはこのリングに帰ってきて、新日本の選手とやって、すげーおもしろかった。ありがとうございます。(決勝でのエースの棚橋について)何回でもやりたいと思います。ありがとうございます。(5月に全日本を退団、左ヒジの手術をして、苦しい状況をしのいだことは)応援してきくれた人たちのおかげだと思います。そして、オレはまだ、ここのリングでやり残したことがあります。G1の次に必要なのはIWGPのベルトだ!」と叫び、「オレは、こうやってG1で復活してきた。いろんなことがあったけど、こうやってリングに立てる事がすべて。IWGPチャンピオン、真壁のベルト、獲っちゃうぞバカヤロー!」
<小島:試合後会見コメント>
小島 「はっきり言ってプロレス面白いよ。いろんな事があるからさ。今日の試合もそうだけど、それに至るまでの過程だったりとか、選手の背景だとか、いろんな事があるから面白くてしょうがないんだよ」
――20度目のG1クライマックスで初めての外敵レスラー、フリーの選手が勝った。これについてはいかがですか?
小島 「こんな奇跡ねぇだろ。2カ月前まで試合ができなかった男がG1クライマックスで優勝するって、こんな奇跡ねぇだろって、自分でもビックリしてるよ。でも自信はあった。自信はあったけど、本当にこうなるってなかなか思えないよ。人間ってそんなもんだよ、どんなに自信があったって、実際本当にこういう風に、こんな光景が待ってるなんて、よっぽどの自信があるヤツじゃないとこんな風に思えないよ。オレはそんな葛藤とかいろんなものと戦ってきたんだ、ここまで」 →全文
小島聡の初制覇には驚きました。
手術明け、G1開幕戦が復帰ということを考えれば、常識的に考えて優勝候補には押せません。
しかし小島は優勝した。棚橋戦の戦いぶりを見ても文句はない。
「フリー転向後、初の大舞台」であることは、番狂わせ(と言い切ってしまう)を起こすファクターとして十分説得力を持つ。
野球やサッカーで移籍した選手がモチベーションを上げて大復活した例は山ほどある。
楽天イーグルスで2年0勝だった朝井投手はジャイアンツに移籍した途端、勝利投手になった。
整合性がまったくとれていないわけではない。それにしても、よくここまで戻ってこれたもの。
昨年から今年の前半にかけて、全日本プロレスでの小島聡はファンの支持を得ているとは言えない状況。
浜亮太が三冠王者となったときは「今の小島が持っているよりマシかも」ぐらいに言われていたんです。
その頃が嘘のよう、G1での小島聡は活き活きと輝いておりました。
優勝戦で起こったコール合戦、新日本プロレス一番人気の棚橋弘至を、「小島」コールが圧倒してみせた。
ちゃんとお客さんの支持を得ての優勝ということが大きい。
これで他の選手が黙っているわけもない。“外様”で“手術明け”の選手にタイトルを奪われ、ファンの支持まで持って行かれた。
この屈辱は次のシリーズ以降の流れに続く。小島・優勝が“事件”だからこそ次に繋がる。
プロレスは連続ドラマ。「1年に1度、G1だけ見てます」なんてことは許されません。
G1参加メンバー発表のサプライズ登場から、その“大物”感を増幅させる術も素晴らしかった。
ニュージャパン・マジックには感心するばかりです(もちろん小島選手の活躍があってことそではありますが)。
僕のような考えの浅いブロガーが下手に文句つければ、後で恥を掻くだけなんだろう(笑)。
こうなってくると、船木誠勝が新日本のリングに上がる姿を見てみたいと思ってしまう。
▼結局、「いっちゃうぞバカヤロー」エルボーは封印されたたまま ▼
いろいろリンクを貼っていきます。
■ 菅林直樹社長の大会総括 [ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト ]
■ 頭真っ白デス [ 小島聡 オフィシャルブログ >
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<コメント>
よくやった!!
投稿者:よういち
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