プロレス界が「YAMATOvsCIMA」を無視できる理由は何もない〜1.20 ドラゴンゲート・後楽園ホール大会観戦記
(01/23 ドラゴンゲート)
普段、ドラゲーをよく見ている方は「ドラゲーっぽくない試合だった」と語っています。
会場の雰囲気も、序盤はシーンと静まりかえる張り詰めた空気。
ミーハーな層が多いと思われているドラゲーのファンも、しっかり試合を見ていた。
YAMATOがこの日使った技は、スリーパー、ギャラリア、アンクルホールド、スリーパーホールド・スープレックス、顔面蹴りぐらい。
一番目立ったのは、CIMAの得意技を次々にスリーパーへ切り返す展開。
技数が少なくても内容は濃くて客席も盛り上がった。
大技のラッシュは終盤のみ。
フィニッシュ前に、YAMATOがギャラリアを2連発→CIMAがカウント2.9でキックアウト、というシーンはあった。
技数が少ないと言っても、連発して使っていては意味がない。本当は。
サイコロジー的にもギャラリアの説得力が消えるのでヨロシクナイのです。
ただ、この日に限っては、CIMAがあえてプロレスのセオリーを無視するというか、超えたところで何かを表現したかったのではないか…というようにとらえられて。これが定番化してしまうとマズイのですが、この試合に限ってはアリとしたい。
3カウントでなくタップアウトを選択したかったこともあるんでしょう。
試合後のYAMATOに対する声援がもの凄かった。
マイクのやりとりも台詞感は一切無し。生の声としてひと言ひと言にファンが反応する。
完全に観客がYAMATOを“勝者”として認めている。リスペクトしている。
自分は会場には行ってませんが、雰囲気は「葛西純vs伊東竜二」に近いものがあるのかもしれない。
文句なしに名勝負。
他団体やマスコミが、この試合を無視できる理由はありません。
年間ベストバウトの候補として名乗りを挙げました。
なお、同大会のGAORA中継は2月12日が初回。
■ DRAGON GATE 無限大〜infinity〜|プロレス・格闘技|GAORA [ GAORA - CSスポーツチャンネル ]
お見逃し無く。
▼ROAD TO 両国▼
両国までの流れも凄くシンプルで分かりやすい。
この日の興行はメイン一本勝負なこともあって、ユニット編成を巡るアレコレも少なく、普段ドラゲーを見ない私でもスンナリと入り込めました。
やっぱりシンプルな方がいい。ユニット&世代の2階建て抗争は止めた方がいいのでは・・・。
次、見に行ってユニット裏切りなんやら…が連発するのを見せられたら、今回がシンプルだっただけにウンザリしちゃいそうで恐い。
ドラゲーの未来を背負うことになったYAMATO、次回の後楽園では外敵・菅原拓也とNO DQ&ノーロープマッチ。セコンド入り乱れる大乱戦となりそう。
ここで観客を引っ張れる試合ができるかどうかがカギ。
猿問題でかなりイメージダウンしてしまった分、1年かけて取り戻す。
なお、現在、ドラゴンゲート勢はアメリカ大会のため渡米中。
休む暇無し。
▼画像いろいろ▼
その他の試合など画像つきで紹介。

第1試合:神田裕之、新井健一郎、○Kzy(12分20秒 韻波句徒→片)谷嵜なおき、アンソニーW森、●シーサーBOY
アラケンは試合が始まってもエプロンでふて寝。

第2試合:KAGETORA、○忍(8分45秒 シューティングスタープレス→片)戸澤陽、●超神龍
忍が普通に見えるほど、戸澤陽と超神龍が妙なオーラ発していた。
KAGETORAは凄くイイ選手なので頑張って欲しい。

第3試合:○吉野正人、B×Bハルク(15分44秒 ソル・ナシエンテ)ドラゴンキッド、●Gamma
せっかくドラゲー来たからには、吉野vsキッドの速い展開をもっと見たかったが・・・試合はGammaとキッドの微妙な関係がテーマに。
でも面白かった。
前[P.2/3]次
<コメント>
コメントなし
Prev:オーサム・コングがバックステージで激怒 / NC ※訂正
Next:STYL-Eがノーロープのロイヤルランブル「関ヶ原乱舞流」開催 / NC
HOME