中邑真輔「今の自分がやっていることが新体制の新日本にとってヒールなんだろう」
(08/07 新日本プロレス)
いよいよ明日からG1クライマックスがスタート。
このところ好調と言われる新日本プロレスが、更に勢いをつけるべく勝負ニ出る10日間。
▼「混沌の先に想像がある▼
そのG1告知も兼ねて、8月4日のサムライTV「Sアリーナ」に中邑真輔が久々出演。。
ケイオス結成以来、同番組に出るのは初。
なかなかぶっちゃけた発言があったので紹介してみます。
<中邑真輔登場の冒頭>
中邑真輔(以下、中邑)「(矢野通との結託について) 『なんで?』って声が多いと思うけど、語る機会も場所もなかったので。この時期は、ま、安定はしていたんですよね。このまま安定をキープして続けても、得られるモノは限られてくるっていうか、分かってしまう、予想ができる。矢野選手と結託するということは今までにない発想ですから、自分の中では。不安定なもの、不確実なものに飛び込む、まさに混沌(ケイオス)に飛び込む。安定を続けるよりは、よっぽど想像的かなぁ、と。」
(略)
三田佐代子(以下、三田)「中邑選手はヒールに転向したということでいいんですか?」
中邑「自分のスタイルと他のケイオスの人間を一緒に括られているのは・・・・ぶっちゃけ…ね、現状に対する不満であって」
三田「ケイオスで一括りにされたくない気持ちもある?」
中邑「それもケイオスの中で個人個人にあると思いますよ。ヒールだ“悪”だ、と言われても・・・僕の中では…ありますね。今の自分のやっていること自体が、新しい体制の新日本プロレスにしたら、ヒールなんだろうな、と」
三田「新しい体制からしたらヒールだっていうのは…古くからの、猪木さんの…」
中邑「個人的に思うのは、今の新日本プロレスでストロングスタイルをできる奴はいるかもしれないけど、“やってる”ってという風にはとらえられないですよね」
三田「中邑選手の中ではストロングスタイルという言葉へのこだわりが…」
中邑「思想ですね。ストロングスタイル、形があるかって言ったらないんですけど。何が出てくるか分からないって点では、もの凄い不安定なものですけど。その中に“厳しさ”があったりっていうのは確実なんで、自分に求めてしまうんです」
三田「棚橋選手は『ストロングスタイルを追いかけているわけじゃない』とはっきり言っていますが、それは棚橋選手や今の新日本に対する批判なんですか?」
中邑「自分の思い通りにしたいってことじゃないんです。ならないと思いますし。ただ自分がどうなりたいか、どうしたいか、というのが自分の行動の現れであって」
<番組終盤、視聴者からの質問&応援メッセージコーナー>
視聴者「ランドスライドよりシャイニング・トライアングルの方が好きです」
中邑「僕もです」
視聴者「MMAの参戦も期待しています」
中邑「出たら面白いと思うでしょ?面白いことを提供しないと」
三田「今年もプロレス検定ありますよね!」
中邑「またクイズ番組やるんですか?(昨年、サムライTVで行われたプロレスクイズ大会で中邑は優勝している) チャンピオン大会から出ます」
<番組最後のメッセージ>
中邑「混沌の先に想像があるんです。それが分かってる人間は増えていると思ってます。自分を信じてくれる奴は裏切りません。ついてきてください。
出演は20分ほど。発言はほんの一部ですが、なかなか興味深い。
棚橋弘至を中心にエンタメ色をやや強めつつある新日本プロレスの中で、「ストロングスタイル」に拘る男がちゃんといるということです。
昭和のファンには嬉しい発言でしょう。
こういう話が出ると「中邑、新日本辞めちゃうんじゃないか?」と考えてしまうファンもいそうですが・・・「プロレス心」を知り尽くす“変態”中邑真輔ならば、辞めることはないでしょう。
おそらくホントは「天龍同盟」のようなことがやりたいんじゃないでしょうか。
SWSやWARより、全日本の天龍革命が数倍面白かったわけで・・・中邑さんなら、その辺は分かって行動していると思います。
ただ「ケイオス」でそれをやるのはいろいろ厳しいようですね。
また、現状では棚橋支持が圧倒していることも大きい点。
今週発売の週刊プロレスにも、中邑真輔の発言があります。
G1に向けての展望を語る中で、やはり話は「新日本」について。
「プロレスにしかない不安定さ、危うさってのがあると思うんですよ。やっぱり新日本プロレスには、プロレスには、技術の面でも感情の面でも殺伐としたものが必要。そういう不安>
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