新日・全日・ノアがプロレスラー・ライセンス制導入へ
(03/21 いろいろ)
 メジャー3団体が大同団結。 プロレスラーのライセンス制導入に向けて動き出した。
 昨年起きた由利大輔さん死亡事故を受けてのもの。大きな改革への一歩となるか。

▼各団体が個別に管理するライセンス▼

 内容を簡単にまとめます。
 詳しくは、発売中の週刊プロレスか、多重ロマンチックさんをご覧ください。

新日本・全日本・ノアがライセンス制導入へ
@3月10日に新日本プロレス事務所で、菅林直樹(新日本プロレス社長)、山本小鉄、内田雅之(全日本プロレス取締役)、仲田龍(ノア統括本部長)が集まり会議を開いた。

@まだ意見交換が行われただけの段階で、正式に導入が決まったわけではない。

@統一の協会などが管理するものではなく、各団体が独自に発行するもの。

@ライセンス発行の基準

@新日本・全日本・ノア所属ですでにデビューしている選手。

@新日本・全日本・ノアに参加するフリーや他団体の選手。

@新日本・全日本・ノアに年間契約で参戦している外国人選手。

@ワンマッチ、1シリーズのみ参加の選手にはゲスト・カードのような別ライセンスを用意する。

@新日本・全日本・ノア、いずれかの団体のライセンスを持っていれば他の2団体にも上がることができる。新日本のライセンスでノアに上がることもできる。

@ライセンスの有効期限は1年。契約更改時に更新する。

@退団する場合はライセンスを返上する。もう一度上がる場合は再びライセンスの取得が必要となる。

@新たにデビューする選手はプロテストを経てライセンスが与えられる、

@プロテストに他団体・フリー選手が参加できるかは未定(可能性薄い)。


 取りあえずは「各団体」が公認する形。
 とにかく、今できることをやっていく感じですかね。
 現在は3団体のみの話だが、これに賛同する団体が出てくる可能性もあるでしょう。
 ・・・ZERO1でも加わっていれば本気度が伝わってくるのですがねぇ。
 過去のアレコレで垣根を作るようなことがあっては意味がない。

 まだ正式決定ではありませんが・・・ツッコミドコロはかなり多そう。
 F−1タッグに出る芸人さんはどうするんだとか、格闘家はどうなるのかとか、正体不明の覆面レスラーはどうするのかとか。イチイチネタにされそうですね。
 プロレスの胡散臭さが大好きな私としては、その辺もうまくやってもらわないと困ります。
 できればアゲアシばかりとりたくはない。無かったことにされるなら全力で突っ込みますが、「やる」と決めたからには応援はしたい。

 外に向けて「プロレスも変わろうとしているんですよ」というアナウンスができるのは大きいですね。格好だけでなく中身も素晴らしいものになることを願います。

 ライセンス制導入で事故の全てが防げるわけはありません。もっと先に手をつけるべきことがあるのかもしれません。
 それでも、事故のことを重く考え行動に移すことは評価しなければ。
 「まず、ここから」ということで。
 多重ロマンチックさんの記事にある通り、保険などを含め今後は選手を保護するシステムを作っていってほしい。

▼インディーはどうする▼

 メジャー団体は動きました。インディーはどうなのか。
 ライセンス制との関わりは何とも言えません。プロテストがオープンになるかも分からない。今の感じだと「メジャー3団体だけが“プロレス”です」と言っているように聞こえてしまう。
 ライセンス制は無理としても、何か別の形で事故をなるべく起こさない、起きてしまっても対応ができる形を作っておきたい。
 ・・・簡単なことでないのは分かっていますが、何もしないというわけにもいきません。
 サムライTV「インディーのお仕事」主催の安全講習会に参加するのも第一歩。
 まず、できることを考える。
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