ジ・アウトサイダー/両国大会観戦記〜不良が主役のリングにB面ヒーローを
(03/20 国内MMA)


 第4回MVP佐野哲也選手。
 随分経ってしまいましたが、15日の日曜日に観戦したアウトサイダー・両国国技館大会の観戦記を書いておきます。

▼アマでは考えられないセット・演出▼

 試合の様子は以下で確認を。
不良どもの祭典OUTSIDERが両国に進出 メーンは秀虎が制す、MVPも受賞 [ スポーツナビ ]
両国大会で旗揚げ1周年を迎えたOUTSIDER。前田は「順調に来ている。ひと山超えた」 [ angle JAPAN ]
3.15 ジ・アウトサイダー/両国大会、速報まとめ [ プロレス専門BLOG:ブラックアイ2 ]

 主な試合の結果はこちら。

3.15 ジ・アウトサイダー/東京・両国国技館

[22]○秀虎(1R1分4秒 KO)●吉永啓之輔

[21]○加藤友弥(1R1分45秒 TKO)●アパッチ小次郎

[19]○小林聖人(判定 3−0)●高垣勇二

[18]出田源貴(1R0分31秒 KO)●川村勝

[13]○野口悠介(2R1分39秒 腕ひしぎ逆十字固め)●黒石高大
@試合後に黒石側の応援団がリングに乱入しようとするハプニング(寸前でセキリュティが阻止)。


■大会MVP前田日明賞:秀虎
■「Gコーポレーション」ベストストライキングテクニック賞:秀虎(第22試合)
■「Gコーポレーション」ベストグラウンドテクニック賞:野村剛史(第17試合)
■根性賞:関谷勇次郎(第1試合)、幕 大輔(第15試合)、黒石高大(第13試合)
■「新日本技研」ファイティングスピリット賞:中村俊太(第15試合)、剛田 武(第16試合)
■「YUKO LUCKY GROUP」ベストバウト賞:出田源貴vs.川村 勝(第18試合)
■「格闘技通信」賞:剛田 武(第16試合)
■「実話ナックルズ」賞:花道(第4試合)
■「サイゾー」賞:野口悠介(第13試合)
■「モッツ出版」高須基一朗賞:加藤友弥(第21試合)
■角川春樹・ベストファイター賞:平野海志(第6試合)
■映画「クローズZEROII」三池崇史賞:高垣勇二(第19試合)
■苫米地英人賞:秋山 翼(第9試合)
■真樹日佐夫賞:吉永啓之輔(第23試合)
■「九州天下一武道会」賞:出田源貴(第18試合)
 MVPはメインで勝利した秀虎選手でした。

 まず、アマチュアの大会でありながら両国国技館を格好がつくぐらい埋めてしまったことに驚く。選手の応援団も相当な数来ていましたが、それだけで満員までいくはずない。
 入場ゲート、ステージ、演出もアマでは考えられないレベル。こりゃ選手のテンション上がって当然ですな。

 前田日明実行委員長は、5時間越えの興行時間に反省ぎみも、内容自体には満足できていたようで。
 単純に試合内容だけで一番面白かったのは、ベストバウト賞にも選ばれた「出田源貴vs川村勝」。短いタイムながら、真っ向勝負の殴り合いには思わず叫んでしまいました。
 他にも「面白い」と思わせる試合はありましたが、やはり煽りVなどから選手のキャラクターが見える方が感情移入しやすい。
 「第13試合:野口悠介vs黒石高大」は、アウトサイダー・0勝2敗1無効試合(全試合で乱闘騒ぎアリ)の黒石選手が、これまでの闘いぶりを反省し本腰を入れて練習する煽りVが流れた。結局、この日も乱闘騒ぎはあったものの、試合内容だけでも観客を沸かせることは十分できていた。黒石選手に感情移入した観客が多かったからだと思われます。

 アマチュアに観客論やら演出方法を問う必要があるかは微妙ですが、まぁ、これだけ注目され、今後も大会場での興行を考えているなら、「観客」として語りたくもなってしまう。
 試合のレベルが高いとは限らないアウトサイダー、やはりそのキャラクター、バックボーンに興味がいく。選手へのスポットの当て方には、いろいろ考えて欲しいもの。
 「不良だらけの格闘技大会」、単に“不良”なだけでは目立たなくなりそう。
 不良とは“真逆”なキャラクターの方が注目は浴びやすいかもしれない。

 大会当日、私は第4回大会のMVPであり、ブロガー(スイミングアイ)でもある佐野哲也さんと初めてお会いしました。
 とにかくビックリしたのが・・・腰が低い(笑)。普通の人だ(笑)。
 こんな人が不良だらけの大会で大活躍しているというのは信じられない。
 この日はリング上から名指しで挑発もされました
 まだリングで闘う佐野選手の姿を見ていない私にしたら、目の前で>
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