“線”ではなく“点”で勝負する両国〜久々、武藤敬司のいない新日本・ビッグマッチ
(02/05 新日本プロレス)


 1月の東京ドーム大会を成功させ、息つく暇もなく、2月の新日本プロレスは両国でビッグマッチを開催する。
 目玉は棚橋vs中邑。

▼「カート・アングルvsジャイアント・バーナード」など・・・▼

 全カード発表になっています。
Circuit2009 NEW JAPAN ISM [ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト -カード- ]

■新日本プロレス「Circuit2009 NEW JAPAN ISM」
2月15日(日) 東京・両国国技館 開始17:00

[9=メ]IWGPヘビー級選手権
 棚橋弘至(c) vs 中邑真輔

[8=セ]IWGPタッグ選手権
 ブラザー・レイ、ブラザー・ディーボン(c) vs 真壁刀義、矢野通

[7]スペシャルシングルマッチ
 カート・アングル vs ジャイアント・バーナード

[6]CMLL世界ウェルター級選手権
 ミスティコ(c) vs メフィスト

[5]スペシャルシングルマッチ
 永田裕志 vs 後藤洋央紀

[4]IWGPジュニアヘビー級選手権
 タイガーマスク(c) vs 獣神サンダー・ライガー

[3]スペシャルタッグマッチ
 蝶野正洋、AKIRA vs ジェームス・ストーム、ロバート・ルード

[2]8人タッグマッチ
 長州力、中西学、金本浩二、井上亘 vs 本間朋晃、カール・アンダーソン、石井智宏、飯塚高史

[1]IWGPジュニアタッグ王座挑戦者決定戦 4WAYタッグマッチ
 内藤哲也、裕次郎 vs 邪道、外道 vs プリンス・デヴィット、田口隆祐 vs ミラノコレクション、A.T.石狩太一

[0]スペシャルマッチ ※16:40開始予定
 吉橋伸雄、平澤光秀 vs 岡田かずちか、OKUMURA

 TNA勢も多く参戦、ミスティコも来るし、OKUMURAも来るし、なかなか良いカードに見えますが・・・最近の新日本プロレスを引っ張ってきた「線」となるような抗争があまりない。
 「大河ドラマ」として見れば長ーい線になるモノはいっぱいありますが、この大会に向けてのストーリーが見える試合は少ない。
 でも、これは仕方なし。日程が厳しすぎるんです。
 年間最大イベント・東京ドームが終了、1月はほぼお休み、1月末から約2週間のシリーズ。そのラストが両国。
 一応、棚橋と中邑は全ての大会で前哨戦を行い、それなりに舌戦も盛り上がっているようではありますが・・・。
 ホントは団体イチオシのカードこそ、時間を掛けて盛り上げていきたい。
 でも今回は難しい。
 おそらく、「線」にする時間がないからこそ、「点」でもお客さんを呼べる一番のカード「棚橋vs中邑」を出してきたんだと思う。
 「カート・アングルvsジャイアント・バーナード」も、試合内容を想像しただけでワクワクしてしまう素晴らしいマッチメイク。
 今回の両国では「点」で勝負するカードが中心となる。
 久々の武藤敬司がいないビッグマッチ、派手な煽りもないわけで、新日本プロレスの“素の地力”が計られることになりそう。
 果たして超満員となるか?

 「棚橋vs中邑」はどんな試合になりますか。
 昨年は東京ドーム後楽園ホールで闘い、2戦とも中邑が勝利。
 試合の印象としては、ドームが派手な技の打ち合い。後楽園は細かい技の攻防中心。器にあった内容。
 じゃあ、真ん中?の両国だとどうなるか、という点でも注目したい。

▼4月にも両国大会開催▼

 新日本プロレスは4月にも両国大会を開催する。
4/5両国大会開催決定、FC先行は2/13より開始! [ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト -NEWS- ]
 両国大会が1つ増えました。
 後楽園ホールでIWGP戦を開催した頃には「このままインディー化していくんだろう」なんて声も聞かれましたが・・・よく戻ってきたなぁ。
<コメント>
コメントなし
Prev:「インディーのお仕事」主催で安全講習会開催 / ニュースクリップ
Next:新日本プロレスがkamiproに「試合経レポートで『永田さん』は止めて」 / ニュースクリップ
HOME

gуANZX