長井満也と木村浩一郎が16年ぶり一騎打ち〜バチバチ・川崎大会
(12/04 U-STYLE・UWF)


 リングス時代の長井満也。
 リングスの隠れ(?)名勝負としてファンの間では伝説化しているカードが16年の時を超え再び実現した。
 長井満也vs木村浩一郎。
 シングルでの対戦は1992年のリングス・NKホール大会以来。


▼長井満也「夢の中でリングスのジャージを着て・・・」▼

 池田大輔が代表のフーテン・プロが主催する「バチバチ」で対戦が実現。
 大会名から分かるとおり、バトラーツの流れを汲むスタイル。
 ちょっと記事にするのが遅くてすいません・・・。試合は日曜日でした。

『バチバチ22』 [ フーテン・プロモーション]
「バチバチ22」原色観戦レポ(1) [ 原色生活 ]

11.30 フーテンプロ/神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル (235人)

 [3]○長井満也(10分31秒 長井ロック)●木村浩一郎

 特に大きな煽りがあったわけでもなく、全5試合の真ん中第3試合で対戦。
 とにかく16年ぶりの対戦なので、過去の対決を知らない観客がいても当然だ。ただ、やはりお互いはかなり意識していたようで。

 週プロ・モバイル「週モバ野郎」に長井選手の試合後コメントがあります。
 一部紹介。

 「数日前に、普段はそんなことないんだけど、夢の中でリングスのジャージを着て、これから入場式が始まるんだ、って夢を見たんですよ。今の総合とは内容もレベルも違うけどあの時の自分と木村選手のできるかぎりのことをMAXで出した試合だったと思うんで、懐かしく思えましたね。今日はお互いいい意味で年とってたなと思いましたね(笑)」

 NKの長井vs木村は凄まじい試合でした。
 まだ、PRIDEもなかった頃、ガチンコに飢えていたファンにとってビリビリとした緊張感は新鮮でありました。

1992年1月25日 リングス/千葉・東京ベイNKホール

 ○長井満也(28分5秒 KO)●木村浩一郎
 
 試合が大学の卒業試験と重なり、納得できないコンディションでリングに上がることとなってしまった木村が、終盤にスタミナ切れで動きが止まってしまう。最後は戦意喪失ぎみにKOで敗戦。
 今見れば技術の足りない泥臭いだけの試合に見えるかもしれませんが、当時のファンは第2次Uになかった他流試合的雰囲気に大興奮、後々まで「伝説」の試合として語られることになる。
 この日のNKは、角田vsロブ・カーマンやゴルドーvs佐竹(ゴルドーがキレて佐竹を素手で殴る)など、インパクトのある試合が多かったはずなのに、長井vs木村の印象も全然負けてない。

 その後の2人は・・・ホントにいろいろありました。
 経歴こちら。
長井満也 [ Wikipedia ]
木村浩一郎 [ Wikipedia ]
 どちらかと言えば長井満也はメジャー街道。
 木村浩一郎はインディー・格闘技中心。
 DDTで参戦の時期が被っていたこともありますが、それ以外ではほとんど重なっていません。
 それでも2人ともプロレスラーになったわけだから、16年もあればどこかで対戦済みでもおかしくはありません(DDTでタッグによる対戦はアリ)。
 U系→バトラーツの流れを汲む「バチバチ」で再会というのは面白い。
<コメント>
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