健介に踏み潰された谷口とマッギネスの一点集中〜1.20 NOAH ・後楽園
(01/22 NOAH)
 珍しく昼興行、珍しくラスト後楽園となったノア「The First Navig.’08」シリーズ最終戦、田上明の20周年記念試合をメインに、興味深いカードが並びました。
 G+で観戦しましたので、簡単に観戦記を。

▼谷口の口から・・・▼

 試合の詳細は以下で。
@ プロレスリング・ノア「The First Navig.’08」最終戦 [ スポーツナビ ]

@ 田上 プロレス・デビュー20周年「もうちょっと頑張る」…ノア後楽園大会 [ スポーツ報知 ]


 試合順無視して、こちらの試合から。

プロレスリング・ノア「The First Navig.’08」最終戦
1.20 東京・後楽園ホール(2100人・超満員)

[6]谷口周平“驀進十番勝負”第1戦
 ○佐々木健介(13分4秒 ノーザンライト・ボム→体)●谷口周平


 モーリシャス杯(若手限定のリーグ戦)で優勝した谷口周平、そのご褒美の十番勝負第一戦。健介は06年7月の高山復帰戦、小橋の代打として登場して以来のノアマット参戦。三冠王者としては、若手相手なら参戦可能ということか。
 いやぁ、健介の潰しっぷりは凄い。健介曰く「若い芽はつむのではなく、踏み潰すことで強くなる」だそうで、攻めさせる場面もありましたが、攻撃はギリギリのところまでやってましたな。
 とにかく一番驚いたのが、ストラングル・ホールドを食らってる時に谷口が口から泡を吹き出したシーン。
 長年プロレスを見ているが、あそこまでの「泡」は見たことない。また、G+のカメラもそれをアップで撮る(笑)。
 キャプしようかと思ったが・・・ややグロ系なので止めときます。
 タイミング的にはレフェリーストップであったが・・・健介ははずして続行。
 試合開始当初は緊張からかオドオド感の抜けなかった谷口、この「泡」をキッカケに?開き直ってスープレックス連発。見せ場を作った。
 谷口にとって良い経験となったことでしょう。
 それにしても健介の圧倒するパワーが凄い。小橋が万全でない今となっては、パワーというか説得力ではダントツでプロレス界一じゃないでしょうか。
 そりゃ小島もVMに行くって。まともにやったら勝てそうには思えない。

▼ROH世界戦がセミ▼


[7=セ]ROH世界ヘビー級選手権
 ○ナイジェル・マッギネス(21分2秒 ロンドン・ダンジョン)●潮崎豪
 ※王者・マッギネスがV4


 後楽園のセミで世界戦というと、何となくカート・ヘニングvs三沢タイガーのAWA戦を思い出す。
 AWAと違い、ROHは日本プロレスの影響を強く受けているわけで、普段のノアと変わらぬ試合になるかと思ったら・・・これが予想外に渋い内容。
 マッギネスは序盤から潮崎の右腕を攻め続ける。潮崎も大技で返すが結局は腕攻めに捕まってしまう。
 潮崎が得意のチョップを出せば、自らの技で腕を痛めることに。マッギネスが完全に試合をコントロール。一点集中にこだわるマッギネスの前では、潮崎の大技ラッシュがチープな感じに見えてしまう。
 この辺がTAJIRIの言うサイコロジーの一端なんでしょう。
 最後の技は腕を極めながらのキャメルクラッチ。
 マッギネスがこんな試合をできるとは知りませんでした。英国出身でしたっけね? 

▼KENTAvs高山の緊張感▼


[5]斎藤彰敏、○KENTA(12分15秒 go2sleep→エビ)高山善廣、●青木篤志


 試合順バラバラですいません。正直、面白かった順です。

 KENTAと高山の絡みにおける緊張感が尋常じゃない。
 前田日明がKENTAを評価するのも分かりますな。高山善廣にして、KENTAを前には一瞬も油断ができない。ガードをしっかり構えて迎え撃つ。とてもスーパーヘビーvsジュニアの絡みには思えません。もう、コレだけでこの試合は十分。
 猪木もこういうタイプは好きだろうなー。チェックされないことを祈る。

 07年は干されてたんじゃないかと思えるぐらいシングルでチャンスがなかったKENTAですが、今年はどうなりますかね〜。

▼田上明20周年記念試合▼


[8=メ]田上明デビュー20周年記念特別試合
 ○田上明、秋山準、森嶋猛(19分26秒 俺が田上だ→体)三沢光晴、丸藤正道、●鈴木鼓太郎


 20周年おめでとうございます。
 何だかんだ言って田上先生はよく動く。この試合も出番多め。
 なんと、後楽園・南側の客席まで入って大暴れですよ! 明るく楽しくな雰囲気で盛り上がりました。
 試合前のセレモニーには、グレート・カブキさんと小学4年生の長女・菊乃ちゃんも登場。

 と言うことで、上4試合はどれも違ったカラーで良い内容。
 興行全体とし>
前[P.1/2]
<コメント>

>マッギネス
Best Technical Wrestler

1. Bryan Danielson (529) - 2,928
2. Nigel McGuiness (15) - 784
今年二位でした。てか、一位、二位がROH所属ってのが、向こうのファンのROHの位置づけとか、テクニカルの意味合いとかうかがい知れて面白いですね。

三位は僕らの永田さんでした。
投稿者:wh
関西で18日に放送された探偵ナイトスクープ、三流ローカルレスラーの依頼で、健介が試合したのもすごくよかったですよ。西日本プロレスなどにいた澤井政樹という人です。関東ローカルやCSで今後放送されると思うので、ぜひご覧下さい。
http://asahi.co.jp/php/knig...
投稿者:yoshida
>whさん
変なムーブを連発する選手って印象が私はあったんで、理詰めのスタイルには正直驚きました。
いろいろ引き出しあるみたいですね。
ダニエルソンはフィニッシュがキャトルミューティレーションなのが素晴らしいw

>yoshidaさん
探偵ナイトスクープはテレビ神奈川版を毎週見てます。1〜2週遅れなんで楽しみにしてます。
澤井正樹ですか・・・。
投稿者:
KENTAは去年、ROHとタッグリーグで忙しかったですからねー。
でも、シングル戦線ではROHでGHCタイトルマッチとかありましたよ。
あと、春頃に日本でROHのタイトル戦もやった気が。
投稿者:nono
>nonoさん
ROHもいいんですが、06年にベストマッチやった割にはビッグマッチのメインには出番少なかったですよね。
実際、干されているとかって情報・噂は一切ありません。私の勝手な妄想です。
投稿者:
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