ミスター6号 (6歳)の試合はツッコミどころの少ない真っ当なプロレスでした
(01/15 DDT)


 フィニッシュを狙い、
セカンドコーナーで待ちかまえる6号

 噂の へなちょこプロレス が東京上陸すると聞き、DDTの新木場大会を観戦しました。
 デビュー時は「4歳」であったミスター6号、やはり試合は驚きの連続でした。

 「へなちょこプロレス」は名古屋を本拠地とする謎(?)のローカル・インディー団体。
 その存在自体も「幻」とされていたが、飯伏幸太が「参戦したい団体」として丸久プロレスと共に名前を挙げたことをきっかけに、「なんだそりゃ」と一部で話題に。
 そこのエース(?)が、デビュー時は4歳(世界最年少プロレスラー)だった「ミスター6号」なる覆面レスラー。
 その試合映像を見た高木三四郎が驚愕。今回、DDT参戦となった。

▼提供試合でインパクト残す▼

 大会の詳細は以下で。 
@ DDT NON-FIX 1.13 1st RING大会 [ Extreme Party ]


DDT 「NON FIX」
1.13 東京・新木場1stRING (347人・超満員札止め)

[2]高木三四郎誕生日記念へなちょこプロレス提供試合
 ○ミスター6号(8分4秒 高角度前方回転エビ固め)●ドス・スポルティオ
 試合の経過はリンク先で確認していただくとして・・・まぁ、そのファイトには驚きましたね。
 イロモノと言えば否定はできませんが、そのレスリングの内容はヒジョーにオーソドックスでプロレスの教科書に沿ったもの。
 対戦相手のスポルティオは大人。当たり前だが身長差は倍以上。この点を無視せずに試合のテーマに置くことで、意味不明な攻防やナァナァな展開はそれほど見られなかった。
 ミスター6号の見せ場のほとんどは寝技。腕ひしぎ、キーロック、ボーアンド・アロー。
 「グラウンドならば身長差は関係ない」。山本小鉄さんが猪木vsアンドレで解説してたそのままですよ。6号は理にかなった技を選択していた。
 派手な技に頼らなかったことが、試合を軽くさせなかった。
 過去の試合動画を見ると、6号には「パイルドライバー」という大技もあるんですね。でも、DDTというプロのリングだから、あえてそれを使わなかったかも、と勝手に妄想。
 6号がプロレスラーであるかどううかはおいといても、昨日の試合はツッコミどころの少ない真っ当なプロレスでありました。 フィニッシュのエビ固め、体重のかけ方が完璧ですよ!
 スポルティオのヒールっぷりも素晴らしい。
 おそらく、この試合は世間の誰が見ても「面白い」と感じるはず。もちろん、“子供”は反則ですけどね〜。

 6号とは別に、途中で乱入した兄貴「チンギス・力〜ン(ちから〜ん)」はド派手空中殺法(飛びつきウラカン、デジャブ)で度肝を抜いた。
 お兄さんの身体能力はハンパじゃない。大人相手でも通用する。
 中学生でしょうか? ぜひとも将来は・・・。




 やられっぷりでも見せる。
厳しい背骨折り




 ブレーンバスターも食らう。





 わかりにくいがキーロック。




 リーチ差の分だけ打撃戦は不利。




 勝利してタカイタカーイ。