“別格” セーム・シュルト が3連覇達成〜バンナは「トーナメントが大嫌いだ!」と叫ぶ
(12/09 K-1)
K−1の1年はこの日のためにある。「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」が横浜アリーナで開催されました。
結果から言ってしまえば、セーム・シュルトが史上初の3連覇を達成。もはや“敵なし”状態。
▼谷川EP「今年はシュルト選手がぶっちぎりで強かったですね」▼
試合結果はこちら。他サイトは午前3時解禁。
@ K-1 WORLD GP 2007 FINAL [ FEG OFFICIAL WEB SITE ]
K-1 WORLD GP 2007 FINAL
12.8 神奈川・横浜アリーナ(17,667人・超満員)
[1]リザーブファイト
○ポール・スロウィンスキー(2R0分50秒 右ロー→KO)●マイティ・モー
[2]GP1回戦
○ジェロム・レ・バンナ(判定 3−0)●チェ・ホンマン
@ホンマン:試合後コメント「試合の前から自分は下がらずに行こうと思っていたんです。3R辺りで体の重さを感じたので、試合が終わって初めに考えたのが減量の必要性ですね」→全文
[3]GP1回戦
○セーム・シュルト(判定 3−0)●グラウス・フェイトーザ
[4]GP1回戦
○レミー・ボンヤスキー(判定 2−0)●バタ・ハリ
[5]GP1回戦
○ピーター・アーツ(1R1分29秒 右ストレート→KO)●沢屋敷純一
※2ダウン
[6]GP準決勝
○セーム・シュルト(2R1分2秒 タオル投入→TKO)●ジェロム・レ・バンナ
@2R開始前、セコンドは試合をストップさせたいらしく、バンナを必死に説得する。しかしバンナは足を引きずりながらリングへ向かう。
@シュルトのローキックが決まり、ダウンした直後にタオル投入。
@バンナ:試合後コメント「7ヶ月前に靭帯を痛めて、手術をした。そこを執拗に攻められて、セコンドがムリだと判断したんだ」。
@バンナ「オレは一つに集中して頑張るタイプなんだ。同時にいくつも考えるのは苦手で、1試合に集中する方がいい。でも、K-1のファンはトーナメントが好きなようだからな。でも、オレはトーナメントが大嫌いだ!!」
[7]GP準決勝
○ピーター・アーツ(判定 3−0)●レミー・ボンヤスキー
[9=メ]GP決勝戦
○セーム・シュルト(1R1分49秒 TKO)●ピーター・アーツ
@シュルトのパンチを食らった瞬間、アーツの右足に異常発生。立ち上がれずレフェリーストップ。
@シュルト:試合後コメント「(優勝は簡単だった?) イージーじゃないよ。優勝するためにしっかりと練習を積んできた。簡単な試合ではなかったよ。素晴らしい試合で、夢が叶ったと思う。あとは映画の『ロッキー』のような試合をすることかな(笑)」。→全文
@アーツ:試合後コメント「アーツ パンチのダメージではなく、踏み込もうとしたらヒザが違う方向に動いて、痛めてしまったんだ」
@アーツ「オレは第1回のトーナメントから闘っている。生活の一部さ。負けたけど、まだ数年はやれると思ったよ。引退後もK-1とビジネスパートナーとして選手の育成などに携われればいいな。でも、それは先のことだと思っているけどね」。
谷川EP総評「今年はシュルト選手がぶっちぎりで強かったですね」「準々決勝の4試合はすべてがベストバウトでした。K-1のレベルは上がっていると思います」。→全文
シュルトが圧勝でした。ちょっと別格ですね。
準々決勝のフェイトーザ戦ではブラジリアンキックを食らい、危ない場面もありましたが、まぁ、ピンチそのぐらいで後完封。相手の負傷があったとはいえサスガです。
ダメージの深かったアーツと比べ、シュルトはあまりにも元気すぎた。もはや怪物。でも、優勝後のハシャギっぷりは可愛いすぎ。この試合とのギャップはなんなんだ(笑)。
昨年と同じカードの決勝。シュルトが3連覇。大ベテラン・アーツが2位。
K−1の時計は進まず・・・という感じになってしまいますな。
ただ、今日に限ってはアーツの強さを評価したい。ロートルがくじ運で上がってきたわけではない。アーツは今でもK−1トップの実力者。
ケガが長引かないか心配。
バンナはついに「トーナメント大嫌い」と叫んだ(笑)。
確かに、打ち合うタイプのバンナは後の試合にダメージを残しやすいのかもしれない。
@ ジェロム・レ・バンナ [ FEG_選手プロフィール ]
無冠の帝王で終わってしまうのか。
さて、来年以降はどうしましょ。さすがにメンバーが入れ替わらないとお茶の間は飽きてしまう。
K-1の場合は他団体から引き抜くということがナイわけで、新顔は育てるしかないんですよねぇ。
うーん、マーク・ハントでも借りますか。それもどうかなぁ。
▼ゲノム・ファイターも勝利▼
その他の試合。
[オープングファイト1]
○ヤンザ。>
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