田上明 、GHC王座奪取&セミ前々に名勝負〜NOAHって凄いや
(11/08 NOAH)
ハッスルマニアは大成功。中1日おいてその対極にある団体が武道館大会開催。
比較される相手がある時のNOAHは強い。PRIDEの裏の小橋vs高山、WJ・旗揚げの裏の三沢vs小橋。
今回はNOAH流のエンターテイメントを貫いて、感動のハッピーエンドを見せてくれちゃいました。
G+からビデオ観戦。長いから見終わるまで時間かかった〜。
11.5 NOAH/日本武道館(16600人・超満員)
[9]GHCヘビー級選手権
○田上明(20分43秒 俺が田上→体)●力皇猛
※挑戦者・田上が王座奪取(第8代)
・田上マイク「今、ここまでファンの皆様のお声をいただいて、この試合が実現したことを感謝しています。ありがとう!」
・田上「「疲れた。眠い。風呂に入りたい」
見終わっての率直な感想。「感情移入できるかどうかってのは大事だなぁ」。
正直、田上はやっぱり田上なんだよね(笑)。脚の上がってない開脚キック、グダグダな卍固め、本来はフィニッシュだったであろう秩父セメントの失敗。普通ならダメ試合でキマリなんだろうが・・・これが面白いんだよな(笑)。
観客のほとんどは田上を応援。一方、力皇にはブーイングもとんだ。結果的に王者として評価されないままベルトを手放してしまった前チャンプだが、これまでのイマイチだった防衛戦は今回の田上戦をヒールとして迎えるための長い長いマエフリだったのではないだろうかw
この先どうするのかは知りませんが(笑)、とにかく今回はハッピーエンド。
ちょっとセミ・セミ前を飛ばします。
[6]○佐々木健介、中嶋勝彦(24分58秒 ラリアット→体)小橋建太、●潮崎豪
・健介コメント「今、プロレスが色んな方向に行っている。それを否定はしないが、歴史のあるアジアタッグのベルトを持っていると歴史、凄さが体にバシバシ入ってくる。
今日の相手、ああいう試合ができるのならオレはプロレスラーになってよかった。今日みたいな素晴らしいレスラーがいるんだったら「本来のプロレス」が戻ってくると信じたい。
健介さんのコメントはちょっと無視させて頂いて(笑)、とにかく試合は素晴らしかった。
たぶん、この試合は100人が観て100人「面白かった」って言うんじゃないですかねぇ(そう言うといろいろ文句つけられそうだが)。
敢えて文句つけるなら、「セミ前々でこんなに盛り上げちゃ後がやりにくいだろ」ってぐらい。あと、菅谷アナ(だったかな?)がテキサス・クローバーとサソリ固めを間違えたことだなw
ドーム以来の対戦となる健介vs小橋、あの時を越える250発のチョップ合戦には感動を通り越して呆れてしまった。しかし、そのインパクトを上回ったのが中嶋・潮崎の奮闘ぶり。
健介・小橋のハードな技に耐えるばかりでなく、それぞれが終盤にシッカリとした見せ場を作った。NOAHらしい全力疾走プロレス。ドッカンドッカン沸きまくり。
試合終了、大歓声と拍手のなかそれぞれが健闘をたたえ合い握手。最後に健介が潮崎に手を差し出すと、潮崎はその握手を拒否した(頭は下げた)。
序盤の健介vs潮崎で、健介が格の差を見せつけるような場面が見られたと思う。ジュニアヘビー級を扱うように放り投げたり、潮崎がチョップの連打を放つと、お返しにはチョップではなく張り手を選択したり(一発でダウン)。
初対戦ということもあって健介には「キャリア約2年」というイメージしかなかったのかもしれない。もちろん、評価が試合中に変わったからこそ試合後の握手に繋がったんでしょうが、潮崎はそれをヨシとしなかった。その心意気はヨロシイんじゃないでしょうか。
ちなみに小橋vs中嶋の絡みでは、最初から小橋はチョップをバシバシ。小橋らしいです。
中嶋の蹴りを食らったあとは、なぜか中嶋の両耳(もしかしたら髪かも)を掴んでコーナーに押し込んでいた(笑)。予想以上の蹴りの威力に驚いたのかもしれませんが変な雰囲気で爆笑してしまった。
[7]○三沢光晴(14分27秒 ランニング・エルボー→片)●天龍源一郎
「殺伐さ」という部分ではこの日一番だったかもしれないが、内容的にはイマイチ。
天龍のサッカーボールキック(額に靴あとを残す)にキレた三沢は普段以上に強烈なエルボーで天龍を追い込む。対して天龍はノドに直接打ち込む水平チョップ(音がしないのがガチ)で迎え撃つ。
このあたりは見応え充分だったのだが、終盤から天龍が失速。どこかで頭を打ってしまったのか、しきりに顔をしかめたり頭を叩いたりを繰り返す。
パワーボムを尻餅ついて失敗・・・。天龍ファンの私としては辛すぎるシーン。最後はエルボーでピン。
セコンドのマグナムとアラケン(だったと思う)>
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<コメント>
今回の大会、私は仕事で観戦できなかったのですが、その後テレビで見て「見に行けばよかったア!」と絶叫するほどの大後悔。一つ一つに凄みを感じる大会でした。
第六試合はやはりハンパない凄さ。小橋さん健介さんは言うまでもなく、若い二人の大奮闘にもシビれました。実況の菅谷さんが途中から半泣き状態(?)だったのもツボ。「プロレスを好きになって良かった」と実感する名勝負でありました。
三沢−天龍戦はじっくりとした怖さを感じる試合でした。やはり両者ともに衰えが目立つものの、それをカバーする気迫を感じられるのもプロレス固有の魅力。私自身は満足できたのですが、テレビで見る限り、お客さんの反応はかなり薄めでしたね。地上波では第六試合を先に放映してしまったので、余計に静けさが目立ってしまったような気がしますです。
メインのGHC戦ですが、力皇さんはとても良かったと思います。今回は田上さんに戴冠を許したものの、力皇さんのクオリティはチャンプになったことで大幅に上昇したはず。今回を踏み台にしつつ、ますますの上昇を目指して欲しいですね。
P.S ムシキング・テリーvs佐野巧真戦はてっきりテリーが勝つのかと思いきや、ノアは甘くなかったですね。個人的には今後「甲虫七番勝負」とかをやってほしいのですが。
投稿者:若輩者
天龍・三沢戦は喉元に入ってる天龍チョップや、腕と一緒に肘も当ってないか?と思える三沢のエルボーが確認できないと、何やってるかわからない試合だったように感じました。小橋・健介の非常にわかりやすい試合の後だっただけに。
小橋組対健介組は、タッグパートナー対決も熱い良い試合でしたね。ドーム同様、健介の胸が試合中から内出血してるのを見て、すいません、笑ってましたw
これで中嶋対丸藤戦は一歩前進かな?
ただ、今回の放送で試合よりも気になったことが1つ。
全日本が管理しているアジアタッグがNoahに上陸できたって、実は凄くないですか?
(ここに書いてるのとほぼ同内容ですがトラバさせていただきます)
投稿者:純白天使
名勝負の揚げ足を取るつもりはないけど、
潮崎が投げっぱなしジャーマンで中嶋をコーナーポストに
ぶつけた事についてそう思われますか?
3人が「男」を表現している中いち若手があんな事やるなんて・・オレが現場監督だったら大説教です(笑)
逆に本能で出したというなら、潮崎ってオレらが思ってる
タイプとは全然違うレスラーに育ちそう・・
投稿者:X
>若輩者さん
力皇は自ら光るタイプじゃないのかもしれませんね・・・。しばらくバイプレイヤー的位置でジックリやってもらいたいもんです。
>純白天使さん >アジア
NOAHと全日本はチョロっと交流してましたからね。5年前なら大事件なんでしょうけど。
>Xさん >若手があんな事やるなんて
他団体なら別ですが、NOAHならそれほどうるさく言う必要ないんじゃないですかね。それにデビューして間もないならまだしも、新人という枠は越えた頃だろうし。
投稿者:杉
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