棚橋弘至 がテキサスクローバーで防衛〜11.11 新日本 /両国大会観戦記
(11/13 新日本プロレス)


 新世代の棚橋と後藤がメインを務めたビッグマッチ、集客には苦戦…というか惨敗した形ではあるが、試合内容では合格点。
 
▼首を負傷も逆転勝利▼

 メインから。
@ 11/11(日) 17:00 東京・両国国技館 [ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト -試合結果- ]

@ 新日本プロレス「DESTRUCTION’07」 [ スポーツナビ ]

@ TNAとの戦争が開戦する中、後藤を下した棚橋は首を破壊されて意識朦朧! [ angle JAPAN ]


11.11 新日本/東京・両国国技館(6500人)

[9=メ]IWGPヘビー級選手権
 ○棚橋弘至(31分22秒 テキサスクローバー・ホールド)●後藤洋央紀
 ※王者・棚橋がV1
@試合後、中邑・真壁がベルト挑戦を表明。

@棚橋は試合途中、首を負傷。試合後のアナウンサーによるインタビューにも「ありがとうございました」の一言だけ。

@試合後の控え室も騒然。長州の「タオル持ってこい!」という声が響く中、海野レフェリーが報道陣に向かって「棚橋のコメントは無理です」と告げたため、マスコミは一旦控え室から出て行ったのだが、直後に棚橋がフラフラになりながらもカメラの前に登場。改めてテレ朝のアナウンサーが棚橋にマイクを向けるが、時々白目を剥きながら棚橋は「後藤洋央紀は強かった。でもこのベルトは誰にも渡さない。新日本のチャンプは俺……」とつぶやくと、フラリと立ち上がりまるで夢遊病者のように倒れ込みながら奥へと消えていった。、

@後藤:試合後コメント「やっぱりチャンピオンというのは簡単になれるものじゃないなと思いました。時代は棚橋弘至を選んだという事でしょう。でも、俺の闘いというのはここで終わったわけじゃないから。また1から出直す覚悟ですよ」
 選手コール時は互角であった声援が、試合が進むにつれ後藤に偏り、棚橋へはブーイングが飛び始める。



 ゆったりとしたリズムで試合をする棚橋は、リック・フレアー系のヒールを意識している感じ。後藤への期待感もあってか、ベビーvsヒールの分かりやすい構図へ。
 エルボー合戦→張り手合戦へと繋がった意地の張り合いも、後藤がグーパンチでダウンを奪うや、「やっちまえ」的にドカンと観客が沸いた。
 ところが後半は棚橋へと声援が傾く。


 棚橋が狙った飛びつき前方回転エビ(フォール・イン・ラブ)を後藤が切り返し垂直にボムで落とす。マットに頭がグサリ。
 ちなみにCIMAが首を負傷したときもコレと似た状況だったらしい。
 リングドクターがチェックをしているところ、後藤が棚橋を引き起こし、首への集中攻撃を始める。まったく容赦がない。ここで手を抜いたら試合は台無し。
 雪崩式の回天(ヨシタニック)も食らい絶対絶命。トドメの「昇天」を狙ったところ、空中で切り返しスリングブレイド。これで形勢逆転。


 最後は脚へのハイフライフロー(ダイビング・ボディプレス)から、テキサス・クローバーへ。
 アクシデント込みとはいえ、試合の中で観客の気持ちが大きく揺さぶられ続ける名勝負となりました。

 正直、フィニッシュにテキサスクローバーを選択するのは相当勇気がいったはず。序盤の脚攻め込みで説得力十分。大技の積み重ねで勝つパターンより、試合の中で勝利の理由みたいなものが見えてくる方が私は好き。

 首のケガは心配でしたが・・・一夜明け会見は普通に出席したようだし、大事には至らなさそう。

▼TNA勢まずは連勝▼

 他の試合はこちら。

[1]金本、○井上(6分40秒 変形トライアングルランサー)●田口、裕次郎
@金本はタッチされず一度も出番なし。

@井上:試合後コメント「メキシコで多くの経験と手応えを感じてこのリングに戻ってきました。とにかくリング>
前[P.1/3]
<コメント>
コメントなし
Prev:ブッカーTが IGF 参戦
Next:11.13 ZERO1-MAX /後楽園ホール大会速報→観戦記
HOME

gуANZX