「プロレスごっこ」と「プロレス」と〜8.8 DDT 闘うビアガーデン・飯伏プロデュース興行観戦記
(08/10 DDT)
炸裂させた。
世界は広い。どインディーは深い。
4試合目で当然体力の消耗が激しい飯伏ではあったが、最後はラリアット、ライガーボムと普段使わない技を連発して勝利。
○飯伏(8分9秒 ゴールデンスター・ボム→エビ)●伊橋
試合後のマイクはこちら。
伊橋「実はオファーが来た時に一回断ったんですよ。大きな団体とかなんとかサミットとか出て友達としてうれしかったけど、俺なんかとやっていいのかとか、最後まで立ってられるのかとか考えて。でも飯伏が『いつものようにプロレスごっこやろうよ』って言ってくれて。すげーうれしくて。」
飯伏マイク「今日は本当に最高のプロレスごっこができました。いろんな試合がありましたけど、僕の中では満足しました。」
伊橋は涙。大感動のエンディング。
飯伏と伊橋の関係はよく知らないんですが…「プロレスごっこ」が2人を結びつけていて、おそらく普通に社会人として生活してるであろう伊橋と、ノアの武道館をも熱狂させるプロレスラー・飯伏、2人の間には本でも一冊書けそうなほどの興味深いストーリーがあるような気がしてならない。
とにかく、大会は大成功に終わった。満足度はかなり高い。これで500円(飲食代除く)は安すぎる。
▼プロレスごっこではラリアットも…▼
「プロレスごっこ」について、飯伏はバックステージでいろいろ語っています。
週プロモバイルの「大会総括」から引用。
飯伏の中では“プロレス”と“プロレスごっこ”の線引きがキッチリされている。
飯伏「これはかなり深いんですけど、プロレスは大きく考えて型にはまってるような気がするんです。型にはまってないのがプロレスごっこ。
うーん、なんて言えばいいんですかね。例えば、その辺に歩いてる人にドロップキックしたらやったらどうなるんだろう」
例えが飛躍していて困惑したが、そう言えば伊橋を相手に飯伏は普段出さないラリアットやジャンピング・パワーボムを決めていたが・・・。
飯伏「普通だと僕みたいに細いヤツがラリアットをやっても『えー』って感じで見られるんですけど、僕は“プロレスごっこ”ではラリアットもパワーボムもやるんですよ」
これが“プロレス”と“プロレスごっこ”の違いを理解するヒントになりそうだが、、それでも“飯伏プロレス”を100分の1わかったに過ぎない。
こういうと失礼なのかもしれないが・・・飯伏幸太は予想以上にちゃんと考えて行動してるんですね(笑)。
ノアに上がることも、学プロに上がるのも、ちゃんと何かしらの意味合いがあるんでしょう。
とはいえ、その内容を理解するのはなかなか難しそう。「プロレス」と「プロレスごっこ」はイコールでない、でも「飯伏プロレス」には全部ひっくるめてどっちも入っちゃうんだろうか? ってことは飯伏プロレスはプロレスじゃないのか? ・・・頭痛くなってきたw
ちなみに、飯伏選手の放ったラリアットとパワーボムは、「ごっこ」の域を超えたどこに出しても恥ずかしくない説得力溢れる技でした。
それにしてもDDTは凄いねぇ。期待の選手とはいえ、デビューして2〜3年の若手に興行任せて、自由にやれる場所を提供しちゃう。他団体なら絶対ないだろうなぁ。
(End)
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