3日間で30チーム以上が参加
SAMURAI!・NEWS侍でお馴染みのアメリカ・インディー団体「チカラ・プロ」(漢字で“力”とも書く)が異色メンバーを揃えてタッグトーナントを開催した。
参加チーム数はHPにエントリーされているモノを数えると31! 2月24日~26日の3日間に渡って行われ、聖地・ECWアリーナで最終戦を迎える。
この大会には日本人選手が大量に参加。しかもメンバーはメジャーからインディー、女子とメチャクチャw
以下のページに参加選手の一覧あり。ウサギやリスや虫も出る。
Tag World Grand Prix 2006 [ CHIKARA ]
日本人では、
MIKAMI&KUDO(DDT)
西村修&竹村豪氏(無我)
野橋真実&アミーゴ鈴木(闘龍門)
ミラノコレクションA.T.&スカイデ(エルドラド?)
MIYAWAKI&矢郷良明(KAIENTAI-DOJO)
坂井澄江&乱丸(女子・フリー)
6組登場。
かつて木人ケン(アメリカ版)も登場した団体に西村修が参戦すると言うのは感慨深いw
すでに大会は終了済み。
結果は・・・海外サイトをグルっとまわったがよくわからず。
週プロ・ゴング・東スポ・SAMURAIが取材に行ってるそうなので、詳しい内容はそちらを待って確認を。
西村&竹村はミラノ組に敗れる
優勝は、クリス・ヒーロー&クラウディ。準優勝がミラノ・コレクション&スカイデ。
ミラノ組は準々決勝で西村組に勝利。
MIKAMI組は準々決勝でHallowicked&Deliriousに負け。
野橋&アミーゴは2回戦でミラノ組に負け。
MIYAWAKI組は2回戦でMIKAMI組に負け。坂井組の結果は不明・・・。
ミラノと無我の激突は面白そう。ミラノのパートナーであるスカイデは、T2Pのジャベの先生であるホルヘ・リベラがその正体。西村さんが対戦してどんな感想持ったのか気になる。
MIKAMI組のマネージャーには元DDTのナオミ・スーザンも登場。
アッサムYAGO
概ね、日本人選手の試合は好評だったようですが、そんな中でも一番人気となったのは・・・意外にも矢郷良明。
矢郷選手のBLOGを追う。
へラータウン リージョン [ ★TIGER-PIT GYM blog◆矢郷良明 PrankSter a GoGo! ]
タッグトーナメント初戦はIWAミッドサウスタッグチャンピオン、アイアンセインツとの対戦。
おもいっきり打撃をぶち込み潰しにいくと、相手も大反撃でアメリカではありえないガチガチの大変な試合になった(笑)
パートナーのミヤワキがおもいっきりエルボー入れて相手がのびていて(笑)私も極真空手スタイルで胸板を殴り蹴るであばれると、お客さんがすごい騒ぎになり大ヒートしていた(笑)最後はミヤワキがコブラクラッチでタップアウトをとり初戦勝利。
とにかく試合が日本では有り得ないような盛り上がりで、試合後はお客さんにアッサム!と大歓迎された。
バックステージに戻っても選手スタッフからアメージング!アッサム!と大反響だった。
1回戦で軽く掴み、2回戦へ(同日、2試合目)。
トーナメント二回戦 [ ★TIGER-PIT GYM blog◆矢郷良明 PrankSter a GoGo! ]
二回戦はセミでDDTのMIKAMI、KUDO組との日本人対決に。相手は素晴らしい二人だからこれがまた大熱戦の凄い試合に。
KUDO選手のキックボクシング仕込みの打撃とMIKAMI選手のハイフライ攻撃は凄かった。ファイアーバードスプラッシュなんて始めてくらいました。
試合は壮絶な総力戦となり四人ともノックダウン状態になってしまった。するとお客さんがスタンディングオベイションをして応援くれた。
この試合も日本では有り得ないようなアホほどの盛り上がりになり、最後はミヤワキにKUDOのあのテリーマンの伝説の技、テキサスコンドルキック(このわざは名前も技の姿もプロレス界でトップのかっこよさだ)が炸裂して敗退してしまった。
しかし試合は勝敗を越えた大熱戦になり、お客さんも大興奮の状態になり試合終了後はスタンディングオベイションしてのThank you!コールがまきおこり、対戦した四人は抱き合ってたがいの健闘を讃え、四人でみんなの声援にこたえた。
これまた私のベストバウトになった。
控え室では称賛の嵐。
チカラプロのオーナーからも大絶賛され、アメリカにもっときてほしいと言われました。
試合後サムライTvの撮影中にECWにいたイアンロッテン選手がやってきてカメラがまわってるなか「撮影なんて関係ネェンだ」とコワモテでやってきて「長い間プロレスやってきて試合もたくさん見てきたが、一試合の中でブシドウ、レスリング、ルチャが混在したこんな素晴らしい試合ははじめてみた」と泣かせる台詞とシチュエーションで四人に握手を求めてきました。このシーンはサムライで流れるか知りませんが撮影されてます。
とにかく会う人全てに賛辞され、それはなんでも褒めるアメリカ人気質を差し引いても充分な評価をされていたと思います。
とにかく凄い試合だったようで。ここまで言われると試合が見たくなる。
2日目は試合なし。
トーナメント二日レディング [ ★TIGER-PIT GYM blog◆矢郷良明 PrankSter a GoGo! ]
トーナメント二日目。私は試合がオフで会場内で観戦。会場内にいたらアッサムYAGO!と声をかけられます。サインも求められたのですが、中には私が出ていた昔の週刊ピロレスをもってきてサインを求めてきたのにはビックリしました。
失礼ながら、週プロ(週ピロ?)で矢郷選手を探すのって相当難しいと思いますよ(笑)。
3日目は特別試合が組まれた。相手は・・・。
ECWアリーナについに登場 [ ★TIGER-PIT GYM blog◆矢郷良明 PrankSter a GoGo! ]
とうとうECWアリーナに登場!
感慨深く胸が熱くなる。
おまけに初日の私の試合が好評だったので12試合中10試合目の特別シングルマッチが組まれ大抜擢の大プッシュでした!
それもチカラプロのメインレスラー ネクロブッチャーとのブロウルマッチが組まれてしまいました。
前日から矢郷とネクロの試合が組まれると噂になり、あらゆる選手に「ネクロはクレイジーで大変だよ」と言われました。
会う人みんなに「ネクロとやるの!?ガハハ死ぬよ!」と言われるし、クドー選手にも心配されるし、ミラノ選手にも「えーっネクロとやるの…」と凄い顔をしながら言われるくらいネクロブッチャーは大変な選手で、初日の試合もリスの縫いぐるみ着て現れてリスの顔がとれたらカリスマ、ネクロブッチャーで、お客さんが大興奮のなか、対戦相手の顔をおもいっきりなぐりまくってました
同じ記事の中に驚愕のネクロ・エピソードが満載。これだけ別記事で紹介したいぐらい凄い話。
いよいよ試合へ。
ネクロブッチャーとの死闘 [ ★TIGER-PIT GYM blog◆矢郷良明 PrankSter a GoGo! ]
そういえばチカラプロのWEBのファンが選ぶトーナメントベストバウトに初日のセミ試合kaientai対DDTが選ばれ、YAGOはクレイジーだと散々書かれていたらしい。
サブーの奥さんのヒトミさんからも「ネクロはおかしくなるからホントに怪我だけは気をつけて」と心配される。ミラノ選手にもいろいろ心配していただく。安全対策のためミヤワキとクドー君がセコンドにつくことに。
(中略)
ゲートから登場するとYAGO!YAGO!の大コールが(笑)
マスコミもビックリの一番人気だったらしく、すごくテンションが上がる。
ネクロブッチャーが大暴れして登場。
そのまま試合がはじまった。チョップ合戦からもうめちゃめちゃくちゃで、30秒もしないうちに私もネクロも胸がドス黒くなった。
ホントにしつこいやつで痛くてたまらないし、ネクロも胸から流血してるのに止めない。とおもったらいきなり頭突き。
目から火花が出る。
お互いにロープにはしって頭突き。意識が遠くなる。
ネクロをニールキックで場外にだしたらなぐるけるしてめちゃめちゃに。
ネクロを椅子に座らせてバックステップしたら期待通りにお客さんが♪オーレーオーレー♪オーレーオレオレオレー♪のサッカーの歌を歌ってくれて、それにあわせてランニングからのドロップキック
これは気分がいい(笑)
でリングにあげていろんなせめをする。がまた物凄い突きされ、もうフラフラで足にきてしまった。
でネクロ怒涛の反撃。クロスラインをぶち込まれタイガードライバーを喰らった。もうフラフラですがカウント2で逃げて反撃していたら、ネクロの顔面パンチ炸裂。おもいっきりくらう。ボディにも物凄いパンチしてくる。もうめちゃめちゃ。
しかしなんとか反撃したら効いたみたいだから一か八かドラゴンスープレクスをするがパンチと頭突きで足にきていてブリッジができない。しかしうまく頭から落ちてくれてスリーカウント入り私が勝利した。
試合は頭が効いてしまってぐちゃぐちゃ気味になったがネクロからビックショーでECWアリーナで勝利したのは大きい。お客さんもYAGOコールで祝ってくれリング上からカムバックアゲインというと喜んでいました。
バックステージでもアメリカの他団体からのオファーもきて次からあちこち出れそうです。
しかしこの勝利の代償は大きく、顔面が腫れ、左肋骨を骨折してしまった…
それくらいの危険な試合だったのです。
なんだこりゃ~。海外でネクロに勝つのは凄いことのはず。
体はボロボロのようですが、海外でここまで声援を受けるなんて最高の気分でしょう。
試合のレポートも選手本人が書いているだけに分かりやすくてノメリ込める。素晴らしい。
日本では無名に近い矢郷良明、プロフィールは以下のページで確認を。
矢郷良明 [ R A V E ]
富山で「タイガーピット」という空手&キックのジムを経営。その合間をぬってKAIENTAI-DOJOなど参戦。
正直、私もよく知らない。一度、富山で自主興行やったような記憶がある。
帰国してから評価が変わるのか。
それより何より、このトーナメント見たいよ。よろしく、SAMURAI!さん。2時間枠。